■ 持続可能な生産と消費のために

サシが入っていることが和牛の価値とされる現在、日本国内で飼育される和牛の約98%が黒毛和牛、日本短角はたったの0.4%ほどです。

黒毛和牛はサシを入れるため、穀物を中心とした濃厚飼料の割合が高く、国産でそれを満たすことは困難です。

一方、日本短角は雑食性が強く、牧草などの粗飼料でも肉をつけることができます。足腰も強いため、上田さん曰く「牛の中でも母子の愛情が強く子育てが上手」と放牧に適した品種です。

日本短角牛のお肉はサシは少ないですが、味わい深い赤身が特徴。噛めば噛むほど、濃いお肉の味が口の中に広がります。

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