Message理事長メッセージ
コープデリ生活協同組合連合会
代表理事 理事長熊﨑 伸

コープデリグループは、持続可能な社会の実現に貢献するため、「SDGs重点課題~2030年までの長期目標と中期方針~」を策定し、「未来へつなごう」のスローガンのもと、さまざまな取り組みを進めています。私たちは協同組合の特徴と強みを生かし、事業と活動の総合力で社会課題の解決に挑んでまいります。
世界では、中東をはじめ各地で紛争・戦争が激化し、軍事的緊張はかつてないほど高まっています。これは決して遠い地域の話ではなく、世界的な物流の遅延や混乱はさらなる物価高騰を招き、私たちのくらしへの大きな脅威となっています。生協は、これまでも組合員とともに平和を願う取り組みを続けてきました。2026年核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議には、生協代表団にコープデリ連合会として参加し、核兵器廃絶を強く訴えました。平和とは、あたりまえの日常が続くこと。これからも、次世代に平和のバトンをつなぐ取り組みを前進させてまいります。
一方、国内では近年の酷暑に代表される気候変動や資材価格の高騰、生産者の高齢化・後継者の不足など、農畜水産業を取り巻く環境は厳しさを増しています。安全で安定した食品供給を実現するためには、生産者の皆さまが将来にわたり安心して生産できる環境づくりが不可欠です。コープデリグループでは、組合員が生産者の想いやこだわりを知り、応援する取り組みを進めてきました。その1つが2025年度より開始した「JAつがる弘前りんご生産者サポート」です。組合員の皆さまから会費制のサポーターを募集し、苗木の植樹など産直産地の生産者を応援しています。こうした取り組みをさらに広げ、持続可能な生産と消費の実現とSDGsの達成に貢献します。
関東信越6生協が加盟するコープデリ連合会は、会員生協の宅配や店舗運営の本部機能を担い、商品調達や物流、システム、人事など幅広い分野で共同化を進め、事業連携の要としての役割を果たしてまいりました。会員生協のコープぐんまが創立70周年を迎えたことは、私たちの取り組みの歴史の深さを物語るものです。社会環境が刻々と変化する中でも、積み重ねてきた連帯を基盤に、会員生協の事業や活動を支え、より豊かな社会づくりに貢献します。これからも生産者・取引先・行政・諸団体の皆さまとのパートナーシップを大切に、気候変動への対応、資源循環の推進、人権を尊重した調達・事業活動、災害時にも供給を維持できる事業基盤の強化などに取り組みます。組合員のくらしに貢献し、「誰ひとり取り残さない」社会の実現に向け、「ともに」の力で笑顔の明日を迎えられる社会を目指してまいります。


