■ 持続可能な生産と消費のために

これまでも環境への負荷をできる限り抑え、牛を大切に育ててきた上田さん。コープデリは上田さんと一緒に「有機牛」にチャレンジすることにしました。

「有機」(オーガニック)として流通させるためには、厳しい認証基準をクリアしなければなりません。慣行飼育の牛とは農場、牛舎、飼料の保管場所、飼料配合作業の重機や飼養備品なども厳格に区分管理する必要があります。有機栽培・管理された飼料を与え、ストレスなく牛を育てること、牧草の種も化学処理をされていないものであること、栽培中はもちろんのこと、種まきの前の農地も一定期間は農薬や化学肥料を使用しないことが求められます。また、飼料の配合、給餌、牛の移動などさまざまな項目の記録と帳票の管理も必要です。

さらに、牛の生産だけでなく、と畜・部分肉加工施設、最終製品化施設といった流通過程においても第三者機関の審査を受け、有機認証を取得する必要があります。
こうしたさまざまな課題を乗り越え、2023年3月に「はなゆき農場有機牛」は発売されました。

一頭一頭健康状態も確認し、記録しています

取り組みをシェアする