4つのプロジェクト
4つのプロジェクト

生きものにやさしい米づくりで、
佐渡をトキのふるさとに

佐渡トキ応援
お米プロジェクト

  • 住み続けられるまちづくりを
  • つくる責任 つかう責任
  • パートナーシップで目標を達成しよう

動画はこちらからご覧ください

なぜ、トキは消えてしまったのか?

みなさん、トキ(漢字で朱鷺)という鳥を知っていますか?
大きさはサギと同じくらい、顔が赤くて体は白いのですが、羽を広げると「朱鷺色」というきれいなピンク色になります。
かつては、日本中の里山にくらしていたトキですが、その美しい羽がねらわれ乱獲されたのです。また、トキのエサ場である田や畑が減ったり、農薬の使用でエサとなる生きものがいなくなったり...トキは、どんどんどんどん減っていき...1981年、最後に残った5羽が保護されましたが、増やすことができず死んでしまったのです。
トキは日本の空から消えてしまいました。

もう一度、日本の空に
トキを羽ばたかせたい!

トキの最後の生息地となったのは、新潟県佐渡島です。
トキをもう一度、日本の空に羽ばたかせることを願い、中国からつがいを迎え入れました。大切に育て孵化に成功。数を増やしていきました。
佐渡でトキが生きつづけるためにはエサ場が必要です。トキの好物はドジョウ、タニシ、カエル、サワガニ、バッタなどです。そんな生きものがくらす場所といえば...田んぼだ。田んぼをトキのエサ場にしよう! 佐渡米の生産者の取り組みがはじまりました。

もう一度、日本の空にトキを羽ばたかせたい!
さまざまな生きものと共生できる米づくりをささえたい佐渡トキ応援お米プロジェクトスタート!

さまざまな生きものと共生できる
米づくりをささえたい
佐渡トキ応援お米プロジェクトスタート!

佐渡米の生産者たちは、農薬・化学肥料を減らすことで、さまざまな生きものが田んぼにくらすことができる米づくりをはじめました。手間がかかり収穫量も減る、生産性のよくない農業です。
田んぼの生きものを絶やさぬように、魚道・江・ビオトープなどの設備をつくったり、冬の間も田んぼに水をはったりしています。生きものがくらすことができる環境を維持するための費用もかかります。
コープデリは1994年から佐渡米を販売し、生産者と親交を重ねてきました。佐渡米を食べて応援したい。そんな想いのもと、佐渡トキ応援お米プロジェクトを2010年からスタートしました。CO・OP産直新潟佐渡コシヒカリ、その加工品の売り上げの一部を「佐渡市トキ環境整備基金」に寄付する取り組みです。佐渡のおいしいお米を食べることが、トキと共生する米づくりをささえることにつながります。

生物多様性農業

農薬・化学肥料を減らす米づくりで田んぼにさまざまな生きものがくらしています。
カエルの声、トンボの旋回、アメンボの水輪、ドジョウの舞...生きものがたくさんいる佐渡の田んぼはにぎやかです。
すべてがつながりささえあって生きています。
そして、その生態系の頂点がトキです。
佐渡の田んぼは、米をつくりながら、生きものをはぐくむ場所なのです。

  • 畦道もトキのエサ場です。除草剤を使わず草刈をしています。

  • ビオトープ

    休耕田などを改良してトキのエサ場にします。

  • 田んぼの水を抜く中干しや稲刈の期間に生きものが避難する場所です。

  • 魚道

    水中の生きものが田んぼと水路を行き来することができます。

トキが羽ばたく自然豊かな佐渡へ

トキが羽ばたく自然豊かな佐渡へ

佐渡の取り組む「生きものをはぐくむ農法」や、先人から引き継がれている棚田・里山・農村文化が、世界的に重要な農業システムとして評価され、FAO(国連食糧農業機関)の世界農業遺産(GIAHS:ジアス)に認定されています。

トキの野生復帰は順調に進んでいます

2008年、60羽のトキを佐渡に定着させることを目標に、野外への放鳥がスタート

2012年、放鳥したトキのペアから初のヒナが誕生しました。
2014年、60羽のトキが定着しました。目標達成です。
さらに、220羽の定着を目指し取り組みを進めました。
2016年、野生下で誕生したトキのペアからヒナが誕生しました。
2022年12月末現在、推定545羽の野生のトキが定着しています。

定着の成功は、エサ場の充実がトキの繁殖を後押ししていることの証明です。佐渡のお米を食べて応援するコープデリにとって、これほどうれしいことはありません。おいしく食べて想いがつながったのです。

プロジェクトの仕組み

産直新潟佐渡コシヒカリ商品のご利用に応じて、売り上げの一部を「佐渡市トキ環境整備基金」に寄付し、「環境にやさしい佐渡米づくり」や「生きものをはぐくむための環境づくり」に役立てています。

対象商品

  • 1kgにつき1

    coop

    産直
    新潟佐渡コシヒカリ

    産直 新潟佐渡コシヒカリ
  • 3パックにつき1

    coop

    産直
    新潟佐渡コシヒカリで
    作ったごはん

    産直 新潟佐渡コシヒカリで作ったごはん
  • 1点につき1

    coop

    産直
    新潟佐渡コシヒカリで
    作った焼おにぎり

    産直 新潟佐渡コシヒカリで作った焼おにぎり
寄付の実績
2010年 1,563,028
2011年 2,400,000
2012年 2,089,894
2013年 2,154,003
2014年 2,400,000
2015年 2,415,546
2016年 1,805,473
2017年 2,710,671
2018年 2,708,842
2019年 2,672,752
2020年 3,237,683
2021年 3,433,878
2022年 3,149,822
2023年 3,530,503
寄付額累計 36,272,095

新潟佐渡コシヒカリと
その加工品は、
コープデリの産直商品です

コープの産直は、生産者・生協・組合員がつながり、安全性が確保され、おいしさと環境配慮を兼ね備えた、生い立ちがはっきりわかる農産物をお届けする取り組みです。

産直 コープの里

ヒトとコトと

コープデリグループは商品利用を通じて
持続可能な社会の実現を目指す目的で
4つのプロジェクトに取り組んでいます。

コープデリグループは商品利用を通じて持続可能な社会の実現を目指す目的で4つのプロジェクトに取り組んでいます。