■ 持続可能な生産と消費のために
「たべること」は「いきること」。
「食べること」は私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「大切」な営みです。
コープみらいは、食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら
次世代へ伝えていくことを目指して、食育「たべる、たいせつ」を広げています。
食について学び、生きる力を育みましょう。
秋 季節を味わおう サツマイモ
しっとりと甘い秋の訪れ シルクスイート
協力:(農)多古町旬の味産直センター
http://www.tako-syun.or.jp/
サツマイモは全国3位の生産量を誇る千葉県の特産品です。中でも北総地域は、火山灰土壌が広がり、サツマイモの栽培に非常に適した産地です。
今回は、この地でサツマイモ栽培を始めて3代目となる、(農)多古町旬の味産直センターの生産者、玉井 春樹(たまい はるき)さんを訪ね、今まさに食べ頃を迎えている品種「シルクスイート」についてお話を伺いました。
絹のように滑らかで心地よい舌触りの肉質が特徴のシルクスイート
生産者の玉井さん
貯蔵30日以上が甘さの秘訣!
取材で畑を訪れたのは9月中旬。朝6時から準備を始め、収穫作業の真っ最中でした。収穫量は1日でコンテナ約1,000ケース分ほどになるそうです。「サツマイモは水が少なくても育つのが強みなので、猛暑にも負けず順調に育ってくれました」と玉井さん。
機械でサツマイモを掘り起こしていきます
収穫後、株のまま作業場に運ばれ、出荷サイズの選別作業などをして貯蔵庫へ。中はひんやりとしていて、コンテナが天井までびっしり。「シルクスイートはこの中で30日以上寝かせることでデンプンの糖化が進み、甘さが増します。10月頃からしっとり食感の甘いシルクスイートが皆さんのもとへ届きますよ」と玉井さん。早くその甘さや食感を試したくなってきました!
選別作業を終え、貯蔵する前のサツマイモ
貯蔵庫の中は13~14度くらいの温度にして寝かせます
家業を継ぎ、挑戦し続ける3代目
2年前に家業を継いだ玉井さん。祖父や父の背中を見てサツマイモ栽培を覚え、新たな工夫や、新品種の栽培にも積極的に挑戦しながら、頼もしい仲間たちとともにサツマイモづくりに励む姿が印象的でした。
頼もしい仲間・技能実習生の皆さんと一緒に
組合員の皆さんへのメッセージ
うちのサツマイモを食べた組合員の皆さんの「甘くておいしいですね!」という声がサツマイモづくりのやりがいになっています。もっと皆さんに食べていただけるよう、これからもおいしいサツマイモを栽培していきたいと思います。
「しっとりやほくほく、いろいろな食感のサツマイモを皆さんに楽しんでほしいですね」と玉井さん
●保存方法
お届け後、袋から出して新聞紙などに包み、なるべく温度変化の少ないところで保管。糖度があり傷みやすいので、早めに食べることをおすすめします。











