■ 持続可能な生産と消費のために

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  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
2021/12/23

【食育】千葉県の生産者が育てたおいしい野菜を食べよう(5)生しいたけ

「たべること」は「生きること」。

私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「たいせつ」な営みです。食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら次世代へ伝えていくことを目指して、食育「たべる、たいせつ」を広げています。

食について学び、生きる力を育みましょう。

安全で安心なシイタケを届けたい!生しいたけの写真

中田さん宅におじゃまするとまず目に飛び込んできたのが、きれいに剪定せんていされた庭木と、色とりどりの花。中田さん自身が庭の手入れをされているそうです。敷地内には、中田さん一家が安全・安心にこだわったシイタケを栽培する施設があります。そこには、何段もある棚に整然と並べられた菌床があり、まるで「シイタケ工場」のよう!

シイタケの栽培方法には「原木栽培」と「菌床栽培」がありますが、中田さんは菌床栽培で組合員の皆さんにジューシーで香り豊かな肉厚シイタケを届けています。

※ 菌床とはキノコの種菌を植え付け、栽培するための培地

シイタケができるまで

【1】仕込み作業

クヌギとナラの木のチップにふすま(麦の皮)と米ぬか、水を混ぜ機械で菌床を作り、殺菌釜に投入。雑菌を残さないように99℃で7時間くらい蒸気殺菌。翌朝まで菌床を冷やしてシイタケ菌を接種。

菌床を作る機械の写真

菌床を作る機械

【2】1次培養

シイタケ菌を接種した菌床は、湿度が管理された1次培養室に運ばれ40日間を過ごします。その間に菌が活着して菌糸が全体に回り菌床が白くなっていきます。

1次培養室の写真

1次培養室

【3】2次培養

菌糸が全体に回ったら室温21℃~22℃に保たれた2次培養室に移され、熟成を迎えるまでの5カ月間を過ごします。菌床が熟成したら部屋の温度を16℃くらいに下げ、いよいよシイタケの発生の時期を迎えます。

2次培養室の写真

2次培養室

【4】発生・収穫

菌床を覆っている栽培袋の上面のみを破り発生を待ちます(上面栽培)。害虫のキノコバエが大敵なので、シイタケの芽が出る前の菌床に80℃の湯を散布したり、ハエ取り紙をつるしたりして害虫を防ぎます。芽が出て1週間から10日くらいで収穫します。

収穫を迎えたシイタケの写真

収穫を迎えたシイタケ

安全・安心で品質の良いシイタケをお届します

シイタケ栽培は薬を使用できません。だからこそ、自分の目で見て安心できるものを組合員さんにお届けしたいので、菌床から自分で作っています。栽培する上で気を使っていることは、暑さに弱いので空調管理です。また、軸が太く傘は肉厚で丸くあまり開いていない品質の良いシイタケをお届したいので、上面栽培を取り入れています。

シイタケの保存、どうしてますか?

シイタケは冷凍保存できます。
シイタケを軽くはたき、使いやすい大きさにカットして、密閉する袋に入れて冷凍庫へ。
解凍しないで、そのまま調理できます。

また、2~3時間天日干しにすると日持ちします(ビタミンDが増すようです)。

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2021/12/23

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