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2021/03/11

防災・減災 「今だから伝えたい、備えることの大切さ」

東日本大震災から10年、自分と大切な家族の命を守るために、今だからこそ「備えることの大切さ」をモニターアンケートの声とともに考えてみませんか?

「東日本大震災」の当時の様子、そしてその経験から知り得たことや備えていることをご紹介します(ちばインフォメーションモニターの声より、一部抜粋。2021年1月25日に集計したものです)。

配達担当さんからの声かけに安心しました

東日本大震災の日、ちょうどコープさんの配達時間帯で、地震がおさまった直後に配達に来てくれ「地震は大丈夫でしたか」と声をかけてくれました。子ども達が小さかったので不安でしたが、その声かけにすごく安心しました。地震以来、ローリングストックを始めました。

ご近所とのつながりの大切さ

当時5カ月の子どもと過ごしていました。あまりの揺れにどうしたらよいか分からず、困っていたら近所の人が「一緒に外に避難しましょう」と声をかけてくれました。すごく心強くありがたかったです。
それまで共働きでほとんど家にいなかったのですが、近所との付き合いの大切さをあらためて感じました。

スマホの充電器 生活の変化にあわせた備え

阪神淡路大震災を経験して以来買い置きは常にしていましたので、水などは慌てずに済みました。ただ、手回しのラジオ兼携帯電話充電器は、時を経て今はスマホ用の充電器を備えていないことに気付いて新しく買い足しました。また、自宅以外での待ち合わせ場所をいくつか決めました。

複数の通信手段が必要

東北にある実家とは電話もメールもつながらず不安でしたが、公衆電話ならつながると聞き、駅前の電話ボックスからかけて母の声を聞いた時は涙が出ました。実家はしばらくガスも水道も使えず、宅配で送ろうにも東北には無理と言われ無力を感じました。計画停電、品物のないスーパーの棚などが思い出され、数日困らないくらいの備えは常にしています。通信手段としては、SNSなどの活用も必要があると思います。

10年がたち経験を生かして備えています

当時、都内のオフィスビルで仕事をしていました。11階にいたのですが立っていられない程の揺れで、とても怖かったです。地震がおさまった後に避難したのですが、エレベーターも緊急停止し、階段で1階まで降りるのも大変でした。10年たち、子どもも生まれたので、1週間は持つように食品や衛生用品、充電機器など、常にストックするようにしています。

普段使い慣れているものを防災グッズに

当時は災害ボランティアで現地での片付けなどをお手伝いする機会がありました。うちは夫婦で登山が趣味なので外での自炊、テントでの宿泊など慣れています。災害現場で意外とそういう経験や道具が役に立ちました。子どもにもたくましくなってほしいと、野外での寝泊まりなど経験させています。

命が大事「てんでんこ」

わが家で当日連絡が取れないのが私だけだったのでとても心配をかけてしまいました。東北出身の私はテレビから流れる映像があまりにもすごくて信じられませんでした。「てんでんこ※」の言葉のように、まずは自分の命を守ろうと家族で話し合いました。非常食も当時より多く用意してあります。

※「てんでんこ」は、「各自」「めいめい」の意味。


家族の状況にあわせた備え

  • 病を持つ家族がいるので、外出時は必ず1週間分の薬を持って出かけるようにしています。一般的な物資と違い、すぐには入手できないので、自分で準備しています。
  • 当時、わが家には備蓄品がありませんでした。幸いにもライフラインは問題なかったので、日常生活は困りませんでしたか、もしストップしていたらと思うとゾッとします。その経験から少しずつ水や食料を揃えるようにしました。

けがをしないための備え

  • ガラスが割れた時の為に、カーテンを閉める事が大切だということを学びました。以前コープ会に参加していて、地震の体験者の方から話を聞く機会があり、規模によってはテーブル、机の下に入るのは間違いだということを知りました。ヘルメットを用意しています。
  • わが家は14階ですごく揺れ、食器棚や本棚が倒れました。それからは棚がた倒れないように天井と棚の間の隙間をなくして倒れないようにしました。水や食べ物のストックもしています。防災意識は持ち続けていきます。
  • 避難場所の確認。非常食と救急用品を常備しておくことです。

やっぱり水の備えは大事

  • 水道水は飲まない方が良いと聞き、ミネラルウォーターを買いに店を回りましたが売り切れで苦労しました。それからは、ミネラルウォーターの大きなボトルを非常用にストックするようになりました。計画停電等にも備えて非常食を用意しています。
  • 水は今でも常備しています。非常食セットもコープさんのチラシから注文して置いてあります。消費期限が近くなったら見直したいと思っています。
  • 水道が止まり、水の大切さを感じ、保存水は人数分確保するようになりました。

日ごろからの備えが大事

  • 引っ越した数日後に被災。非常食を消費してから引越したため、買いそろえる前でした。引っ越したら、即購入するべし!いつ何が起きるかわからないと思いました。
  • 当時ちょうど長男の誕生日でケーキを焼こうとしてた矢先でした。揺れに驚き長男とテーブルの下に逃げ込みました。テレビをつけ、あっちこっちで火災が起きてるのを観て途方に暮れていたのを思い出します。それからは、避難用具をローリングストックする様に心掛けしてます。
  • 何かあったときに避難する場所を家族で話し合い、地域の備蓄センターに視察に行きました。水や食料などの非常食を家に置くようになりました。
  • 当時は茨城県に住んでいましたが、あのような大きな揺れは初めての経験でどうしたらいいのか分からず呆然としていました。スーパーへ行っても商品がほとんどなかった経験から、少しではありますが、保存食の買い置きをするように心がけています。

コープみらいの~『食育 環境 防災・減災』体験プログラム~ はこちらから
https://mirai.coopnet.or.jp/event/area_info/chiba/shokuiku_prgm.html

多くの皆さまのご協力ありがとうございました

コープみらいは組合員の皆さまのご協力を得て、被災地支援や復興ボランティアの活動支援を含めた長期的な支援として2011年度~2019年度まで「東日本大震災復興支援募金」を続けてきました。

東日本大震災復興支援の取り組みはこちらから
https://sustainability.coopdeli.coop/sustainability/2020/06/post-43.html

2020年度から「ふくしま復興応援募金」として新たにスタート

東日本大震災復興支援募金の想いを引き継ぎ、今も原発事故の影響が残る福島の子どもたちの活動などを支えるため、2020年度からは「ふくしま復興応援募金」としてスタートしました。これからも募金の協力をお願いします。

詳細はこちらから
https://sustainability.coopdeli.coop/sustainability/2023/04/fukushima.html

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