■ 持続可能な生産と消費のために
「たべること」は「生きること」。
私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「たいせつ」な営みです。食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら次世代へ伝えていくことを目指して、食育「たべる、たいせつ」を広げています。
食について学び、生きる力を育みましょう。
がむしゃらに頑張りました
長ネギの生産者増田さんは、農業歴40年のベテラン。7ヘクタール(東京ドーム約1.5個分)もの広大な畑で主に長ネギや里芋、ニンジン、ゴボウを育てています。
穏やかな口調で「後継者もできたので、これからは趣味を楽しみながらできる範囲で農業をしていこうと思っています」と。しかし24歳から始めた農業も今の規模に拡大するまでには、さまざまな苦労があったそうです。「30代で農家の経営をまかされ、プレッシャーもあったのか何度か体調を崩すも試行錯誤しながら、がむしゃらに頑張ってきました。また高齢化が進む中、休耕する農家からも土地を借りて農地を広げていきました。長ネギは15年前から栽培しています。失敗しながらもその経験を生かし今も作り続けています」と話してくれました。
愛情込めて育てています
長ネギは根をしっかり張らせて太くし、土寄せをしながら緑色と白色の部分をバランスよく育てます。
除草は全て手作業で行い、たい肥は栄養豊富なクロレラ菌入りのボカシ肥料を使って土づくりにこだわっています。収穫した後は葉を残さず畑はきれいな状態にしておくことを心がけています。
おいしい長ネギが組合員さんに届くよう愛情を込めて育てていますので、ぜひ食べてください。
組合員のみなさんへメッセージ(動画)
どうして長ネギは緑色と白色に分かれているの?
緑の部分は葉、白い部分は茎と間違えられてしまうときもあります。実はどちらも葉で、色が違うのは日光に当たるか当たらないかで変化するためです。土から出ていて日光を浴びると緑色になり、土に覆われて日光が遮られている部分は白色になります。そのため、長ネギは2色に分かれているのです。
新聞紙にくるんで冷暗所で立てて保管します。