■ 持続可能な生産と消費のために
「産直はなゆき農場有機牛」の取り組みが農林水産大臣賞を受賞
コープデリグループは、持続可能な畜産業を目指して「産直はなゆき農場有機牛」の取り組みを進めています。低い食料自給率や後継者不足などの課題に直面する生産者を支援し、環境への負荷を減らすなど、さまざまな面で未来のことを考えた肉牛を生産する取り組みです。この取り組みが、「サステナアワード2023」(主催:あふの環2030プロジェクト(農林水産省、消費者庁、環境省))で農林水産大臣賞を受賞しました。2月1日に東京・大手町で表彰式が行われました。
「産直はなゆき農場有機牛」の取り組み
・「産直」の取り組みのさらなる推進
コープデリは、生産者と組合員を結ぶ「産直」の活動の中で、持続可能な食料生産と環境に配慮した事業を推進することを掲げています。肉牛を生産する北十勝ファーム有限会社では以前より飼料の自家生産、アニマルウェルフェア、循環型畜産を進めており、タッグを組んで「有機畜産」に取り組むことで持続可能な畜産業をさらに広げていきたいと考えました。
・持続可能な経営支援
有機畜産を始めるには初期投資が大きな負担となるため、コープデリは子牛を買取り、毎月管理費用を支払う「預託」というかたちで経営を支援。生産者が安心して牛の育成に従事してもらえる事業スキームを構築しました。
・若手生産者の支援
「預託」での生産者支援は、経営の安定化につながります。経営の安定化は、若者の畜産業への就業意欲を促し、後継者問題の改善と畜産業の活性化につなげ、低い国内自給率向上にも貢献できると考えます。
「産直はなゆき農場有機牛」について
https://sustainability.coopdeli.coop/sustainability/2023/02/hanayuki.html
農林水産省「サステナアワード2023伝えたい日本の“サステナブル”」受賞作品
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sa2023.html
2024/02/02