■ 持続可能な生産と消費のために
「たべること」は「いきること」。
「食べること」は私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「大切」な営みです。食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら次世代へ伝えていくことを目指して、食育「たべる、たいせつ」を広げています。
食について学び、生きる力を育みましょう。
今が旬 秋はやっぱり幸せ感じる 甘~い サツマイモ
待ちに待ったサツマイモの季節がやってきました。ホクホクとした甘さ、しっとりとしたスイーツのような舌触りなど品種によってさまざまな食感や味を楽しむことができます。
今回は、サツマイモの「甘さ」を追求した生産者の紹介と、品種ごとの特徴やそれに合ったレシピを紹介します。
甘いサツマイモを食べて幸せを感じてほしい
協力:(農)多古町旬の味産直センター
多古町旬の味産直センターの生産者 髙橋 秀明(たかはし ひであき)さん
千葉県は関東ローム層と呼ばれる火山灰土壌で、水はけがよくサツマイモの栽培に適してます。今回は、父親の代から長年サツマイモの栽培を始め、今では広大な畑で二つの品種(シルクスイートとあまゆう※)のサツマイモを育てている、生産者の髙橋 秀明さんを訪ね、お話を伺いました。
「今はちょうどシルクスイートの収穫が最盛期。この後、一定の温度(13~15度)と湿度を保った専用の貯蔵庫に入れ、30日以上熟成させます。このもう一手間にこだわることで、サツマイモのでんぷんが糖分に変わり蓄積されてぐんぐんと甘くなり、おいしくなるんです。『とっても甘くておいしかった』など組合員さんの声が聞けるとうれしくて、もっともっとおいしいサツマイモを作ろうとやる気が出ます。寒くなるこれからの季節、甘くて温かいサツマイモを食べて幸せを感じてほしいです」と笑顔で話してくれました。
※「あまゆう」は多古町旬の味産直センターから出荷される「べにはるか」のブランド名。
佐原農産物供給センターの生産者 朝日 静枝(あさひ しずえ)さん
それぞれのサツマイモの食感や特徴を楽しんでください!
食感と甘さを比較 あなたのお好みは?
保存方法:
サツマイモは袋から取り出して新聞紙などで包み、なるべく寒くないところで保管。理想は15度くらい。
劣化が進むので1週間~10日以内に食べましょう。