■ 持続可能な生産と消費のために
「たべること」は「いきること」。
「食べること」は私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「大切」な営みです。食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら次世代へ伝えていくことを目指して、食育「たべる、たいせつ」を広げています。
食について学び、生きる力を育みましょう。
今が旬!! 肉厚で緑あざやか ピーマン
協力:(農)房総食料センター
千葉県の北東部、九十九里海岸に沿って広がる下総台地に位置する山武郡横芝光町は、近海を流れる黒潮の影響で温暖で雨も少なく、ふかふかとした土質で野菜作りに適しています。
この地でピーマンの栽培をしている房総食料センターの生産者 田山博之(たやま ひろし)さんに、お話を伺いました。
子どもにも食べやすく!
ピーマンの旬は6月から9月「苦みが少なく、生でもおいしいですよ。肉厚で色つやのいい、“ピクシー”は、ピーマンの苦手なお子さんにも食べやすい品種なんです。組合員さんからは『しっかりとした実と苦味の少ない味で、今までで一番おいしいピーマンでした』とうれしい声もいただき、やりがいを感じています」と話してくれました。
房総食料センターでは、以前より苦味の少ない作り方を研究して栽培していました。さらに苦味の少ないピクシーという品種は多くの組合員さんに支持されています。
こだわりの栽培方法でおいしいピーマンを!
「食品残さを主とした堆肥や有機肥料を使い育てています。また栽培で一番こだわっているのは、葉や茎の付け根から出てくる不要なわき芽の剪定です。剪定することで風通しがよくなり病気にかかりにくく、葉が混み合わないよう枝を整え続けることで肉厚でおいしいピーマンが長い期間収穫できます。ビニールハウスの中での収穫作業は暑くて大変ですが、おいしくて安心して食べられる野菜をお届けできるよう、頑張っています。コロナ禍が落ち着いたら、組合員の皆さんと顔を合わせて交流することを楽しみにしています」と話してくれました。