■ 持続可能な生産と消費のために
「たべること」は「生きること」。
私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「たいせつ」な営みです。食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら次世代へ伝えていくことを目指して、食育「たべる、たいせつ」を広げています。
食について学び、生きる力を育みましょう。
プロフィール
(農)多古町旬の味産直センター 生産者 川島健次 さん
東京でサラリーマンをしていた川島さんは、農業に無縁だったものの、生産拡大と新規就農者の育成のために多古町旬の味産直センターが法人として立ち上げた「ゆうふぁーむ」に入社。ベテランの生産者から農業のノウハウを聞きながら栽培面積も増やして安全・安心な野菜を作ることに励んでいます。現在は、「ゆうふぁーむ」の役員としても野菜の生産・出荷の管理や社員のモチベーションを大切に、みんなが働きやすい環境を整えながら日々奮闘しています。
食を通じて人と人とのつながりを大切に
食を通じた人とのつながりづくりにも力を入れています。
例えばイベントなどに野菜の試食を持って行くと、消費者と試食を通じて直接話ができ、どんな野菜を求めているか聞くことができます。生産者が一方的に野菜を作るのではなく、消費者の要望に応えることにより仕事のモチベーションも上がります。
「農業に興味を持つ」その気持ちを大切に
私たちの仲間に若い人が参入してくれたらうれしいです。
農業って「おもしろそうだな」と興味を持って関わってくれたらいいと思っています。農業はあとで好きになったらいいんです。
やる気と根気があれば自分たちのようにモチベーションもあがって「農業をやってみたい」という気持ちがわいてきます。
柔らかく緑あざやかなオクラをお届けします!
夏野菜の中でも人気があるオクラは、2年前から作付けを始めました。緑の植物を畑にすき込み、ふかふかの土を作ります。発芽したら虫や病気の管理に気を遣いながら、追肥や散水をまめに行い成長を見守ります。
またオクラは気温に敏感で、夏の収穫時期は、特に大きくなり筋張って堅くなってしまいます。柔らかく緑があざやかで、うぶ毛が密集した食べごろのオクラをタイミングよく収穫して皆さんにお届けしています。
オクラのうぶ毛は、塩をまぶしてこすり取りましょう。ガクの部分は、面取りするようにむくと仕上がりがきれいで、口当たりも良くなります。
その後、沸騰したお湯に入れて固めにゆでます。ゆでたものを細かく刻むと、ねばりが出てきます。
オクラは低温に弱く、買ってきたらすぐ食べるのが1番ですが、冷蔵庫で保存する場合は、ポリ袋などに入れて野菜室で保存。
固めにゆで、用途に応じてきざみ、ラップに包んで冷凍保存するのもよいです。