■ 持続可能な生産と消費のために
私たちの暮らしにも身近でなじみ深い、魚や貝、エビやカニなどの水産資源は、繁殖し再生する量や速さを超えないように利用していれば持続可能な資源です。世界の水産物の需要は高まっている一方で、世界の海では獲りすぎや海の環境破壊、気候変動により、天然の水産資源の再生力が失われ、漁獲量は1990年代から頭打ちの状況です。
天然資源に代わり、世界の水産資源の需要を満たすために急速に成長しているのが養殖業です。2020年の養殖業生産量は1990年の7倍、漁業生産量を上回って世界の水産資源の需要を支えています。
一方で、適切に管理されていない養殖業による水質汚染や生態系の破壊などの新たな問題も出てきています。また、海の中に養殖場を設置する海面養殖は管理面・技術面から、養殖場の設置場所が沿岸区域に限られるという立地上の制約がある課題があります。陸上に養殖場を設置する「陸上養殖」はこうした課題を解決するの技術として注目を集めています。
FRDジャパンは、海や川を汚さず、水や電気の使用量も抑えた「閉鎖循環式陸上養殖システム」を導入し、「おかそだちサーモン」を生産しています。海水からの魚病感染リスクもないため抗生物質を使用せずに生産できます。また、一年中サーモンに適した環境を維持することができ、「毎日が旬の生サーモン」を鮮度の良い状態でお届けできます。
持続可能な水産資源調達に向けた最新の養殖システムで育った「おかそだちサーモン」、ぜひご賞味ください。