■ 人にやさしく誇りが持てる組織を目指して
コープみらいは、次世代育成支援対策推進法にもとづく取り組みを行い、2007年、2010年、2013年、2016年、2019年、2022年の6回、「子育てサポート企業」として厚生労働省の認定を受けて、「くるみん」を取得しています。
6回目の取得となる2022年は、「不妊治療と仕事を両立しやすい職場環境整備」への取り組みも評価され、認定マーク「プラス」もあわせた「くるみんプラス」の認定を頂きました。
次世代を担う子どもたちが健やかに生まれ育つ環境をつくり、職員が、女性も男性も仕事と子育ての両立ができる雇用環境の整備を進めています。
育児休暇は3歳を過ぎた5月10日まで
コープみらいの出産・育児制度は、職員の立場にたって制度設計しています。
例えば、育児休暇では、通常は2・3歳の誕生日前日までが主流ですが、
コープみらいでは、5月10日までとしています。なぜ5月10日だと思いますか?
実は、待機児童が多いと言われる0.1.2.歳児クラスの保育園に万が一入園できない場合でも、
諦めずに3歳児クラスや幼稚園に入園し、必ず復職してきて欲しいという願いが込められています。
もちろん、慣らし保育や入園後の生活のリズムを親子で整える大切な時間にもなります。
また、事業所内保育室の開設にも力を入れています。
宅配センター3カ所、店舗 1カ所で保育を実施しています。
【育児休暇】 利用人数 83人
(内容)4月1日時点で、子どもが満3歳になった後の5月10日まで取得可能
【育児時短】 利用人数 62人
(内容)子どもが小学校6年生まで取得可能(・労働時間短縮(2時間以内)・フレックス勤務制度適用可能)
【子の看病休暇】 利用人数 113人
(内容)中学校就学前までの第1子の場合は年間5日、2子以上の場合は年間10日、半日単位で取得可能
【配偶者出産休暇】 利用人数 64人
(内容)通算5日以内で取得可能
※赤字は法定以上
制度は使ってこそ意味がある!
制度を充実させても利用されなければ意味はありません。制度を伝えることも必要ですが、利用する職員自身の不安を解消し、取得しやすい職場環境の整備が重要です。コープみらいでは、育児休職中の職員とその配偶者、育児休職から復職した先輩職員を対象に「仕事と育児の両立支援セミナー」を毎年開催しています。参加者どうしの交流から同じような悩みをかかえる仲間がいることや、仕事と育児を両方楽しむだけでなく、相乗効果を生み出すなど、気づきを得る機会となっています。
セミナー参加者の感想
「ワークライフバランス」を実現するには待っているだけでなく、自分自身の働き方を自ら変える努力をし、声をあげていかなくてはいけないと思いました。職場でも、家でも笑顔でいられる人間になるために挑戦します!
こんなに、真剣にワークライフバランスを考えたことがありませんでした。同じ境遇の方と交流でき、また、参加後に夫婦で話し合う事ができたことで、とてもスッキリした気分になりました。