■ 持続可能な生産と消費のために

コープデリグループは、「生きものと共生できるお米づくりをささえたい」との想いから、2010年に「佐渡トキ応援お米プロジェクト」をスタートしました。 CO・OP産直新潟佐渡コシヒカリとその加工品の売り上げの一部を「佐渡市トキ環境整備基金」に寄付し、トキのエサ場となる田んぼづくりに役立てています。 寄付金が活用されている、「生きものを育むお米づくり」を紹介します。

新潟県佐渡島の象徴でもあるトキ。
トキが佐渡で生き続けるためにはエサ場が必要です。
そこで佐渡のお米の生産者たちは、トキのエサとなる生きものが田んぼに暮らすことができるお米づくりを始めました。

減農薬・減化学肥料栽培の普及活動

佐渡産コシヒカリは、慣行栽培に比べ5割以上の減農薬・減化学肥料で栽培されています。

生きものを育む環境づくり

田んぼとその周囲に生きものが暮らせるように、様々な工夫がされています。

☆ビオトープ
田んぼと隣接して、トキのエサ場となるビオトープ(生きものが安定して暮らせる環境)を整備しています。

☆江(深み)
田んぼに江(深み)を作り、年間を通じて水を張り、生きものが暮らせる環境を作り出しています。田んぼの水が少なくなる時期に、生きものの逃げ場になります。

☆ふゆみずたんぼ
農作業の終わった冬の田んぼに、水を溜めたままにし、生きものが暮らせる環境を作ります。

☆魚道
田んぼと水路をパイプなどでつなぎ、生きものが田んぼに移動する道を作り出しています。

佐渡島では、トキをはじめとする生きものと共生する「生きものを育むお米づくり」が取り組まれ、トキの野生復帰が順調に進んでいます。

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