■ 持続可能な生産と消費のために
お米の消費を増やして田んぼを守ると「防災」や「環境保全」にも
田んぼは、何千年も前から日本の風土に密着し、食料を生み出すだけでなく環境と一体化し、国土を守ってきました。大雨が降っても土の栄養分をとどめ、病気や害虫、気温の変化から稲を守り、育てます。それだけでなく、降った雨をろ過してきれいにする働き、地下水の量を一定に保って地盤沈下を防ぐ働き、水を貯めて洪水や土砂崩れを防ぐ働き、水蒸気で気温の上昇を抑える働きもあります。
さらに、メダカやカエルなどのさまざまな生き物のすみかとなり、それらをエサとする生き物も豊にするなど、人やさまざまな生き物、環境にも役立っています。
水を張った水田
水田の生き物
2023/03/16