■ 持続可能な生産と消費のために
コートジボワール共和国の概要
国名は、フランス語で「象牙海岸」(コート=Côte=海岸、イボワール=Ivoire=象牙)という意味です。
14世紀ごろ、フランス人が象牙の取引を始めたことに由来しています。
面積 | 32万2,436km2.(日本の約0.9倍) |
総人口 | 約2,507万人(2018年) |
首都 | ヤムスクロ |
民族 | 60以上の民族で構成 |
言語 | フランス語(公用語)、各民族語 |
宗教 | キリスト教(約40%)、イスラム教(約35%)、伝統宗教(約5%)他 |
国旗
オレンジは北部の肥沃なサバンナ地帯と国の繁栄、白は平和、緑は南部の森林地帯と将来への希望を象徴しています。
歴史
15世紀、先住民が長年採集してきた象牙を求めてヨーロッパの商人が殺到するようになりました。19世紀中ごろ、この地を武力制圧したフランスの支配下に入り、1893年にフランス植民地となりました。1960年に、フランスから正式に独立し、1960~1970年代にかけて年平均8%の驚異的な経済成長を遂げました。1990年代以降に政治不安が高まり、2002年に内戦が勃発。2010年にようやく大統領選挙の決選投票が実施されましたが、当選したウワタラ氏と敗北を認めないバグボ前大統領が対峙し、ともに政府を樹立する状況に陥りました。両者の対立は軍事衝突へと発展しましたが、2011年5月ウワタラ政権が正式に発足、2015年の大統領選挙でウワタラ大統領が再選を果たしました。
子どもたちの状況
10年に及ぶ内戦の影響で子育てをめぐる環境が悪化し、毎年多くの子どもたちが亡くなっています。
2018年の統計では、コートジボワールに生まれた子どもの人生は平均57年で、約13人に1人の子ども、年間7万人が5歳の誕生日を迎えることなく命を落としています。
【参考資料】
引用元:外務省HP/ユニセフ『世界子供白書2019』
2017/06/08