Message理事長メッセージ

とちぎコープ生活協同組合
代表理事 理事長塚原 政雄

塚原理事長

とちぎコープは創設以来、人と人とが結びつき相互に助け合う"協力の原理"を原点とし、地域に存在する様々な課題に向き合いながら、「組合員の想いや願いをかたちにすること」また「誰もが安心してくらせる地域をつくること」を基本視点に取り組みをすすめています。

今、生態系の絶滅のみならず人類の存続をも脅かすような地球規模での問題が絶えず起っています。洪水・熱波・大規模森林火災の頻発と激甚化、宗教・民族の違いによる分断と対立や政権への反発、資源・土地の奪い合いを背景にした紛争や内戦など世界各地で発生し、環境の危機・平和の危機・人権の危機への懸念が高まり、将来世代にも深刻な影響を及ぼすであろう状況が進行しています。

こうしたなか、国際的な共通目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」は、国際社会における理解がすすみ共感とともに様々な取り組みが広がっています。しかしながら、気候変動が要因と考えられる世界各国での甚大な自然災害の多発や地政学的なリスクの高まり、その他新型コロナウイルス感染症の余波などの複合的影響により停滞が見られ、2030年における目標達成が危ぶまれているのが現状です。将来の世代に明るい未来を残すこと、持続可能な社会の実現を目指すことは今を生きるわたしたち一人ひとりの責任として、改めて国際社会がひとつになり、現状を変えていくための実践を重ねることがより一層求められています。

「CO・OP ともに はぐくむ くらしと未来」の理念のもと、新たに「コープデリグループビジョン2035」を策定しました。"「ともに」の力で、笑顔の明日を"このメッセージに込められた想いのとおり、とちぎコープは様々な組織や団体などともつながりながら、持続可能な笑顔あふれる社会と平和な未来に向けた取り組みをこれからもすすめてまいります。