Message理事長メッセージ

生活協同組合コープぐんま
代表理事 理事長大貫 晴雄

大貫理事長

コープぐんまのサステナビリティサイトをご覧いただきありがとうございます。 日頃よりコープぐんまの事業と活動へのご協力、またご支援に対して心より御礼申し上げます。
コープぐんまはコープデリグループの一員として、コープデリグループのSDGs(持続可能な開発目標)重点課題の達成に向けて、2030年までの長期計画と中期計画を定め、「未来へつなごう」をスローガンに掲げ、事業と活動を通じて課題の達成に向けて取り組みを推進しています。

2025年は国連が定めた「国際協同組合年」です。5月末日、国会において、「国際協同組合年に当たり協同組合の振興を図る決議案」が決議されました。政府として持続可能な地域社会づくりの主体として協同組合を位置づけること、組合員が民主的に管理運営する民間の非営利組織である点に留意して振興に取り組むことなどが盛り込まれました。これは、協同組合がSDGsの達成に向け、さらなる貢献をすることが期待されています。「協同組合はよりよい世界を築きます」のスローガンを胸に、協同組合の価値を広げてまいります。

現在の私たちは、多様性の尊重、温暖化防止の実現、社会創造など、新しい持続可能な社会のあり方が問われる、大きな転換点にいます。また世界各地で自然災害の発生、紛争の激化など国際情勢は益々悪化が続き、国内へ目を向けると長期に渡る物価高、少子高齢化など、私たちのくらしを取巻く環境は益々厳しさを増しています。

将来への見通しが立ちにくい中で、私たちはその不安に負けずに、少しずつ行動していくことが大切になります。SDGsの目的である「持続可能な社会の構築」に向けて、年齢や性別、能力や様々な経験を持つ人が集まって知恵を出し合い、力を合わせてすすめることが必要になります。生協がその中心となれるように、自治体や地域の皆さま、諸団体との連携をすすめて、誰もが「安心してくらし続けられる地域社会づくり」に貢献したいと考えています。

昨年は、核兵器の廃絶や被爆者の救済を訴える活動を続けてこられた、日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を授賞しました。コープぐんまでは子ども達をメンバーとしたピースクラブの取り組みを進める中で地域の戦跡巡りなど戦争の悲惨さを伝える新聞づくりなどを進めています。今年は戦後80年を迎えます。改めて「核兵器のない世界」の実現に向けて、平和の大切さを広める活動など組合員の皆さまとともにくらしを守る取り組みを進めたいと思います。

コープぐんまは2026年4月に創立70周年を迎えます。これまで積み上げてきた、環境保全活動の取り組み、奨学金制度、フードバンクへの寄付、社会貢献団体への助成など、私たちにできることから始めています。一つひとつは決して社会への影響は大きくありませんが、継続し続けることが未来へつながると信じています。
SDGsの誓いである「誰一人取り残さない」の達成に向け、行政・諸団体の皆さまと力を合わせて、「ともに」の力で幸せに暮らせる社会を目指してまいります。