■ 持続可能な生産と消費のために

自然の恵みを次世代へ

「有機農業」とは、化学肥料・農薬を原則使わず、可能な限り環境に配慮した栽培方法です。自然の力を活かすことで、農業生態系の保全につながります。

有機JASマーク

「有機JASマーク」は、有機JASに適合した生産が行われていることを登録認証機関によって検査及び認証された事業者のみが貼ることのできるマークです。有機農業で作られた農産物のうち、有機JASマークが付与されたものだけが、「有機」や「オーガニック」と表示して販売することが可能です。

有機肥料の原料は動植物由来の有機物

肥料には様々な種類があります。その中でも、野菜くずや動物のふん・骨といった動植物由来の有機物から作られる『有機肥料』を使用すると、土の中に炭素が蓄えられやすくなります。これは、大気中のCO2を土に閉じ込めることにつながるため、地球温暖化対策の一つとして貢献が期待されています。

生物多様性の保全

有機農業では、除草剤や殺虫剤などの化学農薬を使用しないため、圃場(ほじょう)周辺に植物や昆虫が増え、多様な生きものが暮らせる場所となります。
一方で「雑草対策」「害虫対策」などに手間と時間がかかり、栽培コストが増えます。

有機表示までの「転換期間」

「有機」と名乗れるのは有機栽培を始めてから2年間(※)の「転換期間」が経過した農産物のみ。これは有機JAS認証を取得するために、2年間以上圃場(ほじょう)が有機的管理をされていることが条件となるからです。
※種まき等をした時点で2年間が経過している必要があります。また、多年生作物の場合は、最初の収穫前3年以上の転換期間が必要です。




皆さんもこの機会に「有機農業」について学んでみませんか?

出典:農林水産省「有機農業・有機農産物とは」

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