■ 持続可能な生産と消費のために
「生活に困っている人にとって、なくてはならない活動」~フードバンクちば~
8月1日(月)フードバンクちばでの「子ども記者体験」に、親子2組(お子さん5人、保護者2人)が参加しました。
前半は、日本で起きている「食品ロス」の現状を学び年間570万トンもの食品が廃棄されていることを知りました。一方で、日本人の7人に1人が「見えない貧困」に陥っているなか、余って廃棄してしまう食品を有効活用して、生活に困っている人に届ける活動が求められており、その役割を「フードバンク」が担っていることを学びました。
後半は、体験取材です。個人や企業から寄贈された食品の賞味期限をチェックし、「主食(お米、おもち、麺など)」「おかず(レンジでチンなど簡単に食べられるもの)」「調味料」「飲料」「お菓子」など種類ごとに陳列している保管棚へ仕分け作業を行いました。
その後、支援が必要な方へお送りする食品をピックアップし、実際に箱詰めする作業も行いました。年齢・性別・調理器具があるかないかなどの情報をもとに、「缶詰はお魚系とお肉系があるといいかな」「高齢の方だからおかゆを多めにいれておこう」など相談しながら箱詰めを行いました。
【参加者の感想】
・食品ロスについて学び、これからは食べ物を残さないようにしたいと思った。
・生活に困っている人へ送る食品の仕分けと箱詰めは大変だった。
・フードバンクの活動はなくてはならない活動だと思った。
「将来、自分もボランティア活動をしたい!!」~とうかつ草の根フードバンク~
8月2日(火)とうかつ草の根フードバンクでの「子ども記者体験」に、3人のお子さんが参加し、トラックで届いた食品の受け取りや食品の仕分けを体験、食品ロスの現状やとうかつ草の根フードバンクの活動についても学びました。
最初に、事務所を見学、たくさんの食品が賞味期限別に並んでいる棚や、子ども食堂ごとの棚を見学しました。
そこに、大量の寄贈食品が積まれたトラックが到着。早速体験です。トラックから降ろした荷物を3人で協力してきれいに積みました。
その後、賞味期限ごとの仕分けを体験。コープみらい東深井店のフードドライブボックスに寄贈された食品を仕分けしました。
座学では、食品ロスやフードバンクのことを学びました。81の子ども食堂で構成するとうかつ草の根フードバンクは、地域で活動している子ども食堂が、つながりを生かして、食べ物を受け取ったり、融通したりするために誕生し、支援を必要としている人と地域でつながっていることなどについて学びました。
【参加者の感想】
・食品ロスにならないように、自分で食べられる量だけよそるようにしたい。
・とても詳しく話が聞けて良かった。周りの人に今日学んだことをたくさん話したいと思った。
・自分も将来ボランティア活動をしたい。