■ 人にやさしく誇りが持てる組織を目指して
組合員の期待に応えるために
コープには、理念・ビジョンの実現に向けて、職員一人ひとりが仕事を進める際に行動の基本となる「行動指針」があります。
そして、素晴らしい行動に対して、職員が職場の仲間へ「イイネ!カード」を贈ります。贈る側も贈られる側もちょっと照れてしまう・・・でも笑顔になる取り組みです。
そして、たくさんのイイネッ!の中から、これは本当に素晴らしい!という事例、模範となる事例を毎年表彰しています。

コープデリグループの行動指針

2025年度行動指針表彰 大賞事例
【個人の部】コープデリにいがた コープデリ下越センター 上野 智久さん
■組合員さんとのコミュニケーションを深めるために
ある日、地域リーダーが事務所の作業テーブルでノートを記入している上野さんを見かけました。そこで「上野さん、何を書いているの?」聞いたところ「商品の企画予定を書いています。」と教えてくれました。
最初は「組合員さんからの問合せかな?」と思いましたが、もう少しノートに書いている理由を聞いてみると「1週間で300人以上いる組合員さんとの約束をきちんと守るためや、組合員さんのお気に入りを覚えるためにも、忘れない様にノートに残し、それを毎日確認してから配達に向かっています」と教えてくれました。
そのことを聞いて、約束事を忘れないメモは同乗時にも教えたが、組合員さんの好みまでノートに残すように変化しているのはどうしてなんだろう‥と思いました。さらに聞くと「過去にお気に入り商品の価格が安い時や不定期商品などの企画を見逃してしまい、とても残念そうにしていた組合員さんを見たとき、せっかく生協を利用してくれる組合員さんに残念な思いをしてほしくないと思いました。担当者として何が出来るのかを考えたときに思い浮かんだのが、組合員さんの生の声を記録に残し、日頃のコミュニケーションで伝えることが大切だと思いました。」その事から、少しでも多くの事をメモに残すように変化させたそうです。
実際に「上野さんのオススメ品や、お買い得品教えてくれて助かっています。」と言っていただいたり、利用頻度が増えたりしているのを実感出来たときには、嬉しさや元気をもらえ仕事のやりがいにも繋がっているそうです。
自ら「観たこと・聴いたこと」は他の何よりも組合員さんの暮らしや想いを知ることができるので、これからも良い事も悪い事も遠慮せず組合員さんにお話ししていただきたいと思っています。そして商品を通じた日頃のコミュニケーションを大切にして、より良い関係作り向けて一緒に取り組んでいきたいと思います。


職員同士のつながり・チャレンジ精神を応援し、人材育成に生かします
■人材育成プログラム
職員一人ひとりが自分の今後のキャリアを考え、上司との面接を通じて、中・長期的な働き方の方向性を共有化しアドバイスを受けます。
■自己啓発
チャレンジ精神あふれる職員の成長を応援するため、自己啓発機会を数多く提供しています。通信教育の受講料補助や自己啓発表彰を行っています。
通信教育講座
業務遂行に必要不可欠な知識や自身のスキルアップのための講座を199開設しています。
自己啓発表彰
「販売士」「簿記」「語学」「介護」等、60の資格に対し表彰金や受験料補助を実施しています。
■ビジョン2035 浸透ミーティング
普段働いている職場の枠を取り払った職員交流を進めています。
2024年度のビジョン2035 浸透ミーティングは、一人ひとりが自分のくらし・仕事を見つめ直し、「2035年のコープデリグループのありたい姿」について考える機会として、コープデリ全体で6,384人が参加しました。