■ 持続可能な生産と消費のために

  • 12.つくる責任つかう責任
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
2020/12/03

ほぺたんと食育チャレンジ(7)「房総のしもち」消えかけた品種を守り続けています

「たべること」は「生きること」。

私たちが健康に生きていくために欠かすことができない「たいせつ」な営みです。食べることの大切さや食文化、食べ物の成り立ちを生産者と交流しながら次世代へ伝えていくことを目指して、食育「たべる、たいせつ」を広げています。

食について学び、生きる力を育みましょう。

コープみらいの千葉エリアにある(農)房総食料センターでは、「ツキミモチ」というもち米にこだわり、のしもちを作り続けています。

組合員の皆さんにおいしいのしもちを届けるため、餅の製造にも生産者自らたずさわり、「のび」と「こし」を追求しています。

『ツキミモチ』とは

1964年から作られ始めたもち米の品種です。餅にすると、“こし”が強く、甘みがあり、味のよい品種です。
しかし、栽培の難しさから敬遠され種もみの流通が無くなり、手に入らなくなってしまいました。
(農)房総食料センターでは種もみの確保に乗り出し、“ツキミモチ”の栽培を続けています。

種もみの確保 ~消えかけた品種を大切に守り続けています~

「食用となる種」と「種もみ用の種」では、取り扱いが違います。

(1)お米の種となる「もみ」の消毒は、温湯を使います。

(2)田んぼには種もみ用の専用の場所を作り、他の品種が混ざらないよう確認しながら1本1本手で植えていきます。

(3)夏には稲が育ってきます。種もみ用田んぼに雑穀が混ざっていないか、田んぼに入って見分けます。雑穀があったらその株を抜いていきます。

(4)実りの秋、種もみ用の稲は機械は使わず、1株ずつ手作業で刈り取ります。

このようにして、“ツキミモチ”の種もみを確保し続けています。

家族で過ごす「お正月」 ~房総のしもちを食べて、新しい年を迎えましょう~

日本人にとってお正月は、新年を祝う大切な行事です。
「おせち料理」と並んでお正月に欠かかせないものとして食べられる「お餅」。
昔からお祝いごとなどの特別な日、「ハレ」の日に食べていました。

家族一緒に日本の文化を味わいながら、新年をお祝いしましょう。

取り組みをシェアする