■ 安心して暮らせる地域づくりのために
8月3日(木)、フードバンクちばでの「夏休み記者体験!フードバンクの活動を知ろう」に小学6年生の親子が参加しました。
参加者は前半、フードバンクの活動についてスライドを見ながら学びました。日本では食べられるのに捨てられてしまう食品が523万トンになっている一方、7人に1人が貧困状態に陥っている現状を知りました。フードバンクちばでは、捨てられてしまう食品を寄贈していただき、支援の必要な方々に無償で届ける活動をしています。後半はその活動を実際に体験しました。
まず、寄贈された食品の箱詰めをしました。フードバンクちばでは、行政などからの情報で年間2,000件も、支援が必要な方に食品を直接送っています。家族構成、年齢、性別、調理器具の有無などが書かれた用紙をもとにどんな食品が必要かを思い浮かべて選び、決められた大きさの箱に隙間なく詰めていきます。
その後、寄贈されたばかりの多種多様な食品を、賞味期限を確認しながら、年、月、品目ごとに保管棚へ仕分けする体験をしました。善意で寄せられた食品を無駄なく、必要な人に届けるために大切な作業です。たくさんのボランティアが係わる仕事なので、棚にはわかりやすくイラストが書かれています。それを目安にスピーディに仕分けをしていきました。
体験を終え、小学生からは「仕分けの作業が楽しかった。これからは賞味期限を意識して食品ロスをなくしたい。そして今日の体験を学校のSDGsの授業で発表したいです」保護者からは「食品ロスを出さないことが大切と改めて思いました。食料を必要としている方々のためにどんなことができるのかを考えることができました」との感想がありました。