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2026/02/02

コートジボワール共和国への支援の成果【ハッピーミルクプロジェクト】

2020~2025年度の6年間、ハッピーミルクプロジェクトはコートジボワール共和国を支援しました。

コープの牛乳の売り上げの一部をユニセフに寄付し、アフリカの子どもたちの栄養改善を応援する「ハッピーミルクプロジェクト」。 2020年から6年間にわたり、西アフリカのコートジボワール共和国を支援してきました。
支援の対象となったコートジボワール北部地域における支援の背景と活動の成果をご報告します。

なぜ、コートジボワール北部への支援が必要だったのか?

カカオの生産量が世界一で、チョコレートの原料を通じて日本ともつながりが深いコートジボワール共和国。約10年の政治的危機を経て経済発展しつつありますが、特に北部地域の生活環境は厳しい状況が続いています。
現地では、古くからの慣習や栄養の知識の不足などにより子どもたちの栄養不良が深刻で、5歳になる前に命を失う原因になることもあります。

こうした状況を改善するには、母乳や乳幼児期の離乳食を含む、年齢に応じた栄養価の高い食事の習慣を広めていくことが大切です。

ハッピーミルクプロジェクトは、子どもたちや妊産婦の栄養不良を防ぐため、ユニセフを通じて、栄養改善の拠点となる施設や、栄養補助食品の製造施設の設置、妊産婦への知識を広げることで、栄養不良を予防する取り組みを進めてきました。

コートジボワール北部での栄養支援プログラム


1.「コミュニティ栄養センター(FRANC)」の設置

支援の大きな柱となったのが、村ごとに設置された「コミュニティ栄養センター(通称:FRANC)」です。合計53か所のコミュニティ栄養センターを設置(2025年7月時点)し、地域住民の栄養に対する意識の改善と、子どもたちの健やかな成長を支える仕組みづくりにつなげました。

健康チェック:定期的に子どもたちや妊産婦の栄養状況をチェックしたり、栄養不良の子どもの早期発見・予防につなげています。
- 栄養ケアを受けた5歳未満の子どもはのべ20,000人以上(2025年7月時点)

栄養指導と料理教室:母乳育児や子どもの年齢に応じた食習慣の大切さを伝えるため、カウンセリングや調理実演などを通じて母親たちへの教育を行っています。
- 栄養指導を受けた妊娠・授乳中の母親はのべ25,000人以上(2025年7月時点)

子どもの保育・教育活動:子どもたちは敷地内の遊具で遊びながら学び、体力をつけています。母親たちは安心して遠く離れた畑で多様な農産物を作れるようになりました。

遊具で遊ぶ子どもたち

遊具で遊ぶ子どもたち

二の腕の太さを測り、栄養状態をチェック

二の腕の太さを測り、栄養状態をチェック

2.栄養補助食の普及と女性の自立支援

持続可能な支援とするため、現地の女性たちが自分たちの手で高品質で低コストかつ地元食材を使った栄養補助食を生産できる仕組みを整えました。
いまだに臼や杵などで調理を行う地域において、子どもたちがすぐに食事ができるように、地元の穀物を製粉し、混ぜ合わせた栄養補助食の生産・活用を目指しています。

製造施設と倉庫の建設:これまでに2つの地域において、栄養補助食を製造する施設とそれらを保管する倉庫を建設しました。

女性農業協同組合の強化:社会的な立場や力の弱い女性たちが力を合わせて畑を運営し、自分たちで育てた作物の販売を通じて女性の自立を目指しています。また、栄養補助食の製造施設の運営などに向けた研修を行いました。

技術研修の実施:生産から加工、さらには市場での販売までを自ら行えるよう、専門的な技術を身につける研修を実施しました。

女性の地位向上(エンパワーメント):取り組みを円滑に進めるため、地域の男性50人を対象に、女性の活躍を支えるための意識改革(ジェンダー研修)を実施しました。男性たちの理解が深まることで、女性たちがより活動しやすい環境が整っています。

ギエンベ村の製造ユニットと倉庫

ギエンベ村の製造ユニットと倉庫

コミュニティの女性向け研修会のようす

コミュニティの女性向け研修会のようす


現地のストーリー

4児の母ファトマタさんは、息子が栄養不良と診断されたことをきっかけに「コミュニティ栄養センター」での活動に参加しました。息子の回復を経て、現在は自らボランティアとして地域のお母さんたちを支える側に立っています。

260202_IvoryCoast_0.jpg詳しくはこちらから


新型コロナウイルスの流行や不安定な社会情勢など多くの困難がありましたが、皆さまの継続的なご支援により、コートジボワール北部の子どもたちの栄養状態は着実に改善へと向かっています。

【参考資料】

引用元:ユニセフ コートジボワール事務所 報告書
    ユニセフ『世界子供白書2024』

2026/02/02

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