■ 持続可能な生産と消費のために

  • 12.つくる責任つかう責任
2023/02/27

手軽にできる!食品ロス削減の【ちょっとした工夫】を紹介します

コープデリのエコ活サイトでは「手軽にできる食品ロス削減アイデア」を2022年10月に募集し、たくさんのアイデアをいただきました。
食品ロスの削減に取り組みたいけれど何から始めたらいいのかわからない、そんなときに役立つ食品ロス削減の【ちょっとした工夫】をいただいたアイデアの中からご紹介します。

食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」をご存じですか。
日本の食品ロスの量は年間522万トンと推計されていて、ひとりあたり毎日約113gを捨てている計算です。これは、お茶碗に軽く一杯のご飯を毎日食べずに捨てていることと考えられます。
また、食品ロスの原因のうちの47%は家庭から出されたものです。

私たちにできることはなんでしょうか。

コープデリのエコ活サイトでは「手軽にできる食品ロス削減アイデア」を組合員の皆さんから募集しました。
その中から、くらしの中で活用できる【食品ロス削減のちょっとした工夫】をご紹介します。

買い物の前に冷蔵庫をチェック!

みなさんからいただいた食品ロス削減アイデアのうち、もっとも多かったのが「買い物の前に冷蔵庫のチェックをする」でした(類似意見を含む)。

「冷蔵庫の中に、残ったものや無駄なものがないかをチェックする曜日をきめて、冷蔵庫を整理した後に買い物に行く。同じものを買ってしまったり、多く買いすぎることがなくなり、無駄になることが少なくなります。」(天野さん:埼玉県)

「食べられる分だけ購入し(お店では手前から取り)、冷蔵庫で先に入れたものから食べ、未開封で捨てることがないようにしています。コープデリ宅配では、先週買ったものとダブらないよう、eフレンズでの注文で履歴確認をしながら注文しています。」(放浪カモメさん:埼玉県)

「目標は週に一回、難しい時には月に1回程度、家族と協力して冷蔵庫を空にする日を設けています。」(wakkoさん:栃木県)

ストックは上段と下段へ。1週間をめどに使い切る食材は中段へ。(コープ太郎さん:埼玉県)

毎日でなくても、曜日を決めておいたり、月に1回でも自分のペースで実行すると、無理なく取り組めそうですね。
冷蔵庫の整理をすることで、買い物の無駄がなくなるだけでなく、食事の準備にも活用できるとのアイデアも!

「おうち時間が長いこともあり、こまめに冷蔵庫の掃除をするようになりました。すると冷蔵庫が綺麗なるだけではなく在庫が確認できたり、消費期限をチェックでき、また見過ごしがちな食材を再認識してロスがなくなりました。
そうして確認した期限間近な食材同士を組み合わせてアレンジしたり、一人分しかなさそうな残り物は小皿や小鉢で家族分にちょこちょこと少しずつ盛り、組み合わせて一人ずつ御膳にするとちょっと洒落て見えます。残り物ばかりだと寂しいのでメイン一品は作って。
料理時間は短縮でき、庫内は片付き、食品ロスもなくなり、普段とちょっと違う食卓に家族も喜びます。」(takaさん:埼玉県)

「残ってしまった野菜の端材は冷蔵庫でタッパーに入れてまとめて保存しています。こうするとなくなることが少なく、どの程度あるのか分かりやすいため、多くなったら使い切る料理を考えるきっかけともなりました。」(浮き草さん:埼玉県)

買い物の前の冷蔵庫チェックや、定期的な冷蔵庫の整理整頓など、手軽に取り組めるアイデアで食品ロス削減につなげてみませんか。

タッパーなどを活用して見やすく管理

残り物も楽しく活用!

残ってしまった食べ物を楽しく活用するアイデアも多数寄せられました。

「子供用に買っておいたお菓子、中途半端に開けてそのまま残っている事がありませんか? 大人の私でも年齢のせいか、少し味見ができれば満足してしまい・・・ということも度々。
我が家では金曜日に一週間を労って“お菓子パーティー”をしています。中途半端に開けたお菓子の食べきりを目的に、夕飯後に映画を見ながら家族団らんするスペシャルタイムにしています。
子どもには本当の目的は内緒にしていますが、大皿に色んなお菓子を盛り付けるだけでどんどんなくなります。是非お試しを!」(よっしぃさん:東京都)

「残り物、感謝デー:冷蔵庫に溜まってしまった前日の残り物など集めて、今日は残り物感謝デーだよーと家族に食べてもらいます。ホテルのモーニングバイキングみたいで楽しいですよ!」(キャンディさん:埼玉県)

残り物で"お菓子パーティー"

冷蔵庫整理で出てきた残り物や、ちょっと残ってしまったお菓子なども、見方を変えるとステキなごちそうに大変身!
また、残り物をリメイクして、食べきるアイデアも届いています。

「夕飯のおかずは食べきる量を作ることを心がけています。残ったらリメイクして次の日の夕飯に出します。見た目が変わるだけで食べてもらえますよ。」(まーみんさん:群馬県)

「食べ残し、残り汁は少量でも次の料理に使いまわします。チーズのせ焼き、カレー味、炊き込みご飯など、何かしらに活用でき、相性バッチリなら様々な食材の味が深いコクさえ生み出してくれます。」(カティさん:長野県)

「リメイク料理で食品ロスを削減。 (1)素麺が余ったら素麺チャンプル (2)肉じゃがが余ったらサッと洗ってカレーに (3)ポテトサラダが余ったら生クリームとチーズでポテトグラタン。リメイク料理で我が家は廃棄0です。」(ポポさん:茨城県)

ちょっとした工夫で、残り物も新しい一品になって食卓を彩ります。
無駄なく、おいしく、楽しく、食品ロスを削減するアイデアで、食卓が笑顔になりそうですね。

期限を意識する

食品につけられている賞味期限や消費期限を意識することでも、食品ロスの削減につながるというアイデアもありました。

「ストックは先入れ先出しを徹底。カップラーメン等はパッケージのひと目で見える箇所に、マジックペンで各々の賞味期限を記入。(賞味期限を意識して消費。)
ウッカリして賞味期限が切れてしまった乾物等も過ぎた日にちが浅くて未開封の場合は、気付いた時点で冷蔵庫保管にし早めに消費する。」(ミトさん:群馬県)

「コロナ禍でまとめ買いを実践しています。そこで我が家では食品ロスを削減するために、賞味期間と消費期限が長いものをまとめ買いしています。」(チコちゃんさん:栃木県)

「縦長の5つくらいの引き出しがあるクリアボックスに、非常食、日持ちするものを入れて保管しています。上の段から期間が短いものを入れて、順に下の段へと日付が長いものへ。一番上のものから食べるようにして、食べきったら、2番目のボックスを食べるようにすると、賞味期限を逃さずに食べ切れます。
余裕があれば、ボックスを1つずつ上へと移し変えると、一番上のものが早めに食べようと、なります。」(ひろゆうなおさん:埼玉県)

引き出しボックスを活用

いかがでしたか?
これならできそうというアイデアは見つかったでしょうか。
無理せず、楽しみながら、日々の生活の中で手軽にできる食品ロス削減のアイデアを実践してみましょう。

取り組みをシェアする