■ 持続可能な生産と消費のために
お買い物に新しい視点をプラス
魚の乱獲や森林の伐採、増加する使い捨てプラスチックと海洋ごみ……。いま私たちの地球はさまざまな問題を抱え、危機にさらされています。これらの問題は遠い世界の話ではなく、私たちのくらしとつながっています。毎日買っている商品が、私たちの手元に届くまでには長い道のりがあり、環境や社会、そして未来に影響を与えているからです。
だからこそ、毎日のお買い物でできることがあります。いつもの「商品を選ぶ視点」に、「どこで、誰が作っているか」「どのようにして届くか」「使った後はどうなるのか」といった、その商品の“前”と“後”の視点をプラス。「お買い物」という小さなきっかけでも、新しい視点で1人ひとりの行動が変わればそれは大きな力となり、より環境や社会にやさしい商品・サービス作りへとつながっていきます。
コツは「できる範囲で心がけること」
新しい視点のお買い物と言っても、難しく考える必要はありません。「エコ」「もったいない」など、日々のくらしの中で心がけているちょっとしたことを続けることがポイント。技術や社会の変化により、選択肢も変わります。できる範囲で、より良い選択を考えてみましょう。
視点のポイント
・どこで、誰が、どのように作っているか(生産)
産直、フェアトレード、環境配慮、など
・どのようにして手元に届くか(流通)
地産地消、食品ロス削減、など
・何を、どのくらい選ぶのか(消費)
認証マーク付きの商品を選ぶ、本当に必要な分だけ買う、など
・使った後、商品はどうなるのか(廃棄・リサイクル)
簡易包装を選ぶ、修理して使う、ごみを減らす、など
このマークを目印にお買い物を
商品を選ぶ際に「認証マーク付きの商品を選ぶ」ことも一つのポイントです。海の資源を枯渇させないように決められた量で漁獲した魚や、再生紙100%のトイレットペーパーなど、環境・社会に配慮された商品はすでに数多くあります。それぞれ認証マークが付けられていますが、マークの種類が増え、商品を選びにくくなっていました。
そこで昨年春に登場したのが「コープサステナブル」シリーズ。環境・社会に配慮した商品に共通のロゴマークを表示し、組合員の皆さんが「見つけやすく」「選びやすく」しました。環境・社会に配慮した農産物や木材、紙資源、水産物を主原料に使った商品で、このマークを目印にすれば手軽に「より良い未来につながるお買い物」ができます。
「コープサステナブル」シリーズについて、詳しくはこちら
https://goods.jccu.coop/ethical/sustainable.html
多くの消費者がこうした「新しい視点」で買い物するようになったら……
事業者も、より環境や社会にやさしい商品・サービスを作るようになります。
毎日のお買い物で「未来へつなごう」
コープデリグループは事業と活動を通じてSDGsの達成に貢献します。