7 月27 日(土)、安曇野市にある自然体験交流センター「せせらぎ」周辺の水路で、『川の生きもの見っけ隊』を開催し、12家族45人(大人20 人、子ども25 人)が参加しました。
当日は、信州大学名誉教授の吉田利男先生、コープながのの有識者理事で信州大学特任教授の戸田任重先生、信州昆虫学会の福本匡志先生の講師3 名と一緒に、参加者は犀川に注ぐ水路で生きものを探したり、観察をしました。
水の中に棲む生きものは、水の中に溶け込んでいる酸素を体に取り込んで生きています。水が汚れると、繁殖したバクテリアなどに酸素を取られ、水棲生物が生きにくくなったり、水中に棲む虫の顔ぶれが変わったりします。水中生物も人間と同じように酸素を必要としています。水の中に溶け込んでいる酸素(溶存酸素といいます)濃度が高いほど水質が良好であるとされています。
この日、一番多く採取できたのが「ヒゲナガトビケラの幼虫」です。一般的に「ざざ虫」と呼ばれ、南信地方では食用にもされています。2 番目に多く採取できたのがヨコエビ、そのほかには、プラナリア、カナエトンボのヤゴ、カゲロウの幼虫、ブヨの幼虫、ヒメフナムシ、サワガニなどたくさんの生きものを見つけることができました。
2019/08/02