■ 持続可能な生産と消費のために

  • 12.つくる責任つかう責任
2023/05/16

未来へつなごう コープデリのエコ活 ~たまごパックをリサイクル~

日々の食卓に欠かせないたまご。取り出したあとのたまごパックも、ちょっとした確認でリサイクルにつなげることができます。

コープデリでは、宅配やお店で、さまざまな種類のたまごを販売しています。この、たまごの入った「たまごパック」はリサイクルできるのか、気になったことはありませんか。
たまごパックのリサイクルの見分け方や出し方のコツをお知らせします。

コープデリの「生たまご」の「透明なパック」は回収できます

たまごは日々の食卓に欠かせないものです。それだけに、さまざまな商品が販売されており、たまごパックの色も形も素材も様々です。
この、「色も形も素材も様々」というのは、リサイクルを進めるにあたって、問題になる点です。

色が違うと、リサイクルした再生品にいろいろな色が混じってしまい、質の良い再生品ができなくなってしまいます。
形がばらばらだと、回収時にかさばってしまい、輸送の効率が悪く、リサイクルされるまでの工程での輸送でCO2を多く使ってしまうことになります。
素材が様々だと、リサイクルした再生品の素材品質が一定でなく、再生品として使用できないものになってしまいます。


コープデリでは、お取引先にご協力いただき、「色も形も素材も様々」だったたまごパックを、できるかぎり「色も形も素材も同じ」もので販売するようにしました。
現在、コープデリの宅配でお届けしている生たまごで、プラスチックの透明なたまごパックは、素材や形を統一しています。そのため、コープデリの宅配ではたまごパックを回収することができています。
回収したあとも、形が同じなので、きれいにまとめて箱に詰めて輸送することができます。

宅配で回収されたたまごパック

宅配で回収されたたまごパック

素材と色がリサイクルの重要ポイントです

コープデリの宅配では、たまごパックの素材や形をほぼ統一してお届けしていますが、コープのお店では、まだ、色や見た目が様々です。

リサイクルをするときに問題になる「素材が様々」のなかには、紙が混ざるとリサイクルが難しくなるという点もあります。
たまごパックはリサイクルの過程で細かく「フレーク」にする工程があります。このときに、紙が混じっていると細かくしたフレークを通す網目に紙が詰まってしまい、機械の調子が悪くなってしまうのです。

お店で販売しているたまごパックには、表面にラベルが貼られているものもあり、ラベルを剥がしてから回収に出すことが、リサイクルをきちんと循環させるポイントになります。
ラベルが剥がしにくい場合は、ラベルの部分を切り取り、透明の部分だけを出す、という方法もあります。

透明なたまごパックのフレーク

透明なたまごパックのフレーク

また、お店で販売しているたまごパックは、色についても様々です。
せっかくきれいにラベルを剥がしても、色が透明なものでないと、リサイクルできません。そのため、お店で回収したたまごパックを集積しているコープデリエコセンターでは、色のついたたまごパックやラベルのついたパックを手作業で取り除いています。

色つきやラベルのついたパック

色つきやラベルのついたパックを取り除く

知らないままだと、リサイクルできないものを気づかずに出してしまっているかもしれません。
こうして、リサイクルについて学び、知ることで、よりよいリサイクルの輪が広がっていくことになります。
お手元のたまごパックが、きちんとリサイクルされて循環されるよう、ほんの少し確認してから回収に出してくださいね。

宅配はそのまま、お店はラベルを剥がして回収へ

コープデリのたまごパックのリサイクル回収についてまとめると、
コープデリの宅配の場合は、透明な生たまごのパックならそのまま次の配達時に出すことができます。
コープのお店のリサイクルでは、透明な生たまごのパックで、パックにラベルがついている場合は、剥がすか切り取ってから出してください。お店のたまごパックは重ねて回収できない場合が多いので、できるだけつぶしてから回収ボックスに入れると、かさばらずに、輸送の効率が良くなります。

ちょっとしたことから、エコ活動を。

コープデリでは組合員の皆さんとともに行うエコ活動「コープデリのエコ活」に取り組んでいます。
ぜひ皆さんもエコ活を始めましょう。

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