■ 持続可能な生産と消費のために
コープデリでは牛乳パックやジュース類、お酒などの飲料用紙パックを資源物として回収しています。
よくいただく質問が「内側が銀色の、アルミ付きの紙パックは回収してもらえるの?」というもの。
ミックスキャロットのような常温で保管できる野菜ジュースや飲料のほか、お酒や豆乳など、意外と多くのアルミ付きの紙パックが身近にあります。
リサイクルできるものとできないものがあります
実はアルミの有無ではなく、銀色のアルミの内側の紙が「白」か「茶色」かで、リサイクルできるかできないか分かれます。
洗って乾かして、ビリッと破いて開いたときに、アルミの内側の紙が・・・
「白い紙」なら、リサイクルOK! そのままコープデリの資源物回収に出してください。
「茶色い紙(未ざらし)」の場合、ごめんなさい、NGです。コープデリでは回収できません。
お住まいの自治体の処分方法に沿って適切に処理してください。
飲料用紙パックは、中の液体が漏れたり傷んだりしないように、ポリエチレンやアルミなどで中心の紙の部分をコーティングしています。
コープデリで回収した飲料用紙パックは、ポリエチレンやアルミの部分を取り除く技術を持ったリサイクル工場で処理しているため、アルミ付きの紙パックも回収可能です。
ただし、トイレットペーパーなどにリサイクルされるのは、コーティング部分を取り除いた、内側の厚紙部分です。この紙の質が、リサイクルにとって重要です。
1000mlの紙パック6枚でトイレットロール1個に
良質な飲料用紙パック(内側の紙が白いもの)では、なんと1000mlの紙パック6枚で一般的なトイレットロール1個分が作れる計算です。(全国牛乳容器環境協議会より)
しかし、茶色の未ざらしの紙が混じってしまうと、不純物となり、リサイクルに適さないものとなってしまいます。
そのため、リサイクルに出すときには、内側のそのまた内側の確認がポイントです。
洗って、開いて、乾かして、最後に確認
飲料用紙パックのリサイクルは、「洗って」「開いて」「乾かして」が基本です。
飲み終わった飲料用紙パックは、上の口を開き、中を水ですすぎ、よく水を切って開いて重ねて出してください。
このとき、内側が銀色のアルミ付き紙パックだったら、開き口を見てみてください。紙の部分が白いものならリサイクルできます。無駄にせず、コープデリの回収に出してくださいね。
最近は、キャップのついた紙パックの牛乳や飲料が多くなってきました。
紙パックについている注ぎ口は、無理に外さず、そのままリサイクルに出して大丈夫。注ぎ口は再生紙メーカーで分離され、燃料等として再利用されます。キャップはお住いの自治体の処理方法に沿って適切に処理をお願いします。
日本国内でリサイクルされている飲料用紙パックは38.8%(2021年度 全国牛乳容器環境協議会の調査による)。まだまだリサイクルされていない紙パックが多い現状です。
ぜひ、リサイクルを知って、実践しましょう。