■ 安心して暮らせる地域づくりのために

コープみらいが取り組む「困窮者支援」。その原点は、組合員一人一人の「誰かの役に立ちたい」というあたたかい想いです。2025年から始まった「買って応援!ほっこりセット」の軌跡を、関わった人々の声とともに辿ります。
自宅から届ける「あたたかい心」
ほっこりセットを注文した渡辺さん(右)と配達担当の石塚さん
20年来の組合員、渡辺さんは、共働きで多忙な日々をコープに支えられてきました。困窮者を支援したいという想いはあるものの、自宅に余分な食品はなく、支援のきっかけを掴めず、もどかしさを抱えていた時、一枚のチラシが目に留まります。渡辺さんはすぐに注文を決めました。「購入した商品が直接誰かの支えになる」その実感が、彼女の心に「ほっこり」としたあたたかい灯をともしました 。
後日、支援を受けた方々からの感謝の声を聞き、その想いがますます深まったと言います。
商品、注文書のお渡しと一緒に「買って応援!ほっこりセット」のお知らせをします
その想いを受け取るのは、地域担当の石塚拓実さんです。「ほっこりセット」をお知らせすると、「自宅にいながら、自分にできる範囲で誰かを支援できる」「生活が厳しい方へ届くなら」と、多くの組合員が注文してくださる姿に胸を打たれたと言います。「私たちが届けているのは食品だけではない。組合員の皆さんの『誰かの役に立ちたい』という心なんです」石塚さんは、組合員から受け取った「食のバトン」を次へ繋ぐリレーに、大きなやりがいを感じてハンドルを握ります。
地域に根ざす「食のセーフティネット」
注文された「ほっこりセット」は宅配センターから直接フードバンクに渡されます
バトンは、地域のフードバンクへと渡されます 。2018年に「フードバンクふなばし」を立ち上げた笹田理事長は、コープみらいとの連携を「何十万人もの組合員さんと食のバトンで繋がっている」と表現します。
バトンを受け取った笹田理事長(左端)とフードバンクふなばしの皆さん
「ほっこりセット」の内容は、現場の声を反映して決まりました。物価高で苦しむ家庭が、手間をかけずに小学生でも作れるようにと、温めるだけのレトルトカレーやスープが選ばれたのです。 笹田さんたちは、食品に手紙を添えて届けます。そこには、組合員の皆さんが込めた「少しでもほっとしてほしい」という願いも一緒に詰められています 。
「おいしく食べて元気を出してね」とフードバンクでは届け先のくらしを想い丁寧に詰めます
繋がった命、そして「未来」への約束
そのバトンを最後に受け取るのは、今、懸命に日常を生きる人々です。 「人生どん底で、でも子どもたちに食べさせなきゃいけない。初めて届いた時、子どもは大喜びし、私はこれで命が繋がったと涙が溢れました」「食べ盛りの4人の子どもたちに、お腹いっぱい食べさせてあげられることが本当に助かります」。
「お菓子もうれしい」。届いた食品の一部
支援を受けた人々が語るのは、食欲が満たされた喜びだけではありません。「困った時に頼れる場所があるという安心感が、心の大きな支えになった」。その安心感は、自立への意欲、そして新しい「優しさ」へと変わっていきます。以前支援を受けていたある方は、生活が安定した今、こう語ります。「いつか子どもが大きくなったら、今度は私が支える側になりたい。受け取ったバトンを、次へと繋いでいきたいんです」。
あなたも「ともに」歩みませんか
2025年度に始まった「買って応援!ほっこりセット」は年間で6,220セットという大きな支援の輪となりました 。
この「食のバトンリレー」は、今後も定期的に実施を予定しています。特別な何かを用意する必要はありません。いつもの注文に、少しの思いやりを添えるだけ。「ともに」の力で、誰もが安心して暮らせる未来へ。あなたもこのバトンを手に取ってみませんか 。












