食べものに不要な
部分はありません
「もったいない」
の
気持ち が
食品ロスを救う
私たちは、世界中からいろいろな食べものを手に入れることができます。古(いにしえ)からの食文化を継承し、新しい文化も吸収し、豊かな食生活を送っています。食べものは、生きる力になるだけでなく、人の心を豊かにし笑顔にします。
豊かな食生活を送っている国もあれば、食べ物が足りなくて困っている国もあります。世界には全人口をまかなうだけの十分な食料があるにもかかわらず、9人に1人は飢えに苦しんでいます。食べものが足りない国もあれば、捨てている国もあります。
食べられるのに、食べることなく廃棄してしまう「食品ロス」が問題になっています。日本の食品ロスの量は年間472万トンと推計されています。これは、日本人一人当たり毎日約103g、おにぎり約1個分のご飯が捨てられている計算になります。もったいない!と思いませんか?
私たちの豊かな食生活を支えているのは、野菜や果物をつくり、牛や豚や鶏を育て、漁を営む生産者、それを加工し商品にする加工者、商品を運び販売する流通者(コープデリも)です。その生産・加工・流通・消費の各段階でさまざまな理由により食品ロスが発生しています。
日本の食品ロス発生の内訳をみると…意外にも家庭が50%と一番多い割合となっています。
家庭以外でも例えば、外食した時についつい頼みすぎて残していませんか?その食べ残しの食品ロスは外食産業の13%の中にカウントされています。
みなさん、食べものを大切にしていますか? もったいない!の気持ちを忘れていませんか?
家庭の食品ロス量は236万トンと推計されています。
家庭で発生する食品ロスの原因は、「直接廃棄」「過剰除去」「食べ残し」です。
直接廃棄は、未開封の食品を食べずに捨てることです。過剰除去は、野菜の皮を厚くむき過ぎるなど、食べられる部分を捨ててしまうことです。
特売だからといって、買いすぎたりしていませんか?(計画的に買いものをしよう)
商品に表示されている「消費期限」と「賞味期限」の違いを知っていますか?(賞味期限は過ぎてしまっても食べられなくなるわけではありません)
普段捨ててしまう、野菜の皮や種で何かレシピを考えてみませんか?
食べ物に不要な部分はありません。自分がしてしまった「もったいない」を振り返り、なくしていきましょう。