■ 地域を豊かに
モザンビーク共和国の概要
国名は、北部沿岸の島を支配し交易を行っていたアラブの君主、ムサ・アル・ビーク(Musa al bique)の名前に由来しています。
面積 | 79万9,00km².(日本の約2倍) |
総人口 | 約2,949万人(2018年) |
首都 | マプト |
民族 | マクア、ロムウェ族など約40部族 |
言語 | ポルトガル語 |
宗教 | キリスト教(約40%)、イスラム教(約20%)、伝統宗教 |
国旗
緑は豊かな大地、黒はアフリカ大陸、黄は鉱物資源、白線は平和と正義、赤は主権維持を象徴しています。本は勉学、鍬は生産、銃は闘争、星は国民の団結を表しています。
歴史
12世紀にはアラブの商人たちによる金や象牙等の交易で栄えた地域でした。
15~17世紀にかけて、アフリカ南部に栄えたモノモタパ王国の金とアラブの品々を交換する、インド洋貿易の中継地として繁栄しました。
15世紀末、ポルトガルの航海者ヴァスコ・ダ・ガマの来航をきっかけに、ポルトガル人が多数来航し、植民を開始。
18世紀にはポルトガルの支配権が確立し、以降300年以上にわたりポルトガルの植民地としての歴史を歩むことになりました。
1975年6月に独立を果たし、その後約17年間にわたる内戦に苦しみましたが、1992年に内戦が終結。その後は政情が安定し、さまざま制度づくりや産業の振興が進んでいます。
子どもたちの状況
栄養不良のために、多くの子どもが命を落としています。食べ物の不足だけではなく、古くからの習慣や栄養に関する知識不足のために食事から必要な栄養をとれないことが、栄養不良の原因となっています。
支援開始前の2007年の統計では、モザンビークに生まれた子どもの人生は平均42年で、約6人に1人の子ども、年間14万4,000人が5歳の誕生日を迎えることなく命を落としています。
【参考資料】
引用元:外務省HP/ユニセフ『世界子供白書2009』
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2020/06/12