Message理事長メッセージ

生活協同組合コープながの
理事長太田栄一

太田理事長

ロシアによる軍事侵攻やエネルギー・物価の高騰は、世界の分断を深め、コロナ禍で疲弊したくらしや経済に影響を与えています。そして、格差や貧困、孤立といった社会的課題がより深刻化していく中、コープながのでは、その解決の一助となればと、昨年新たに、予備入荷商品をフードバンクなどへ提供する取り組みや、移動店舗2号車を導入するなど「フードロス対策」、「生活困窮者支援」、「買物困難者対策」などの強化を行いました。また、組合員とともに、「ハッピーミルクプロジェクト」など商品の利用を通じた社会貢献活動や「ウクライナ緊急支援募金」、「トルコ・シリア地震災害緊急支援募金」などの募金活動にも取り組んでいます。

人類が地球上でくらし続けるため、"SDGs"(持続可能な開発目標)の重要性が今まで以上に高まっています。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、増加し続ける温室効果ガスの排出に「この10年の対応が今後の地球温暖化に大きな影響を与えるとし、早期に大胆かつ有効な対策の実施を」と警鐘を鳴らしています。わたしたちは、これまでも組合員や地域社会とともに「平和とよりよい社会」の実現を目指し、事業やさまざまな活動を通じて"SDGs"の推進に貢献してきましたが、昨年、「2050年温室効果ガスの排出実質ゼロ」というより高い目標を目指して、コープデリ連合会とともに取り組みの強化をすすめています。

これからも、「ともにはぐくむ くらしと未来」の理念のもと、「未来へつなごう」をスローガンに、くらしの願いを実現し、地域社会の発展と安心して暮らし続けられる社会の構築に、積極的に取り組んでまいります。
みなさまのご指導・ご協力をお願いいたします。