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「もったいない!」を減らすさまざまな商品開発の取り組みコープデリグループでは大切に作られた農産物や商品を廃棄せずに済むよう、規格外農産物の販売や、加工食品の出荷期限基準の緩和、フードバンクなどへの寄贈に取り組んでいます。コープ商品の開発でも「もったいない!」を減らしています。例えば、原料丸ごと使用のイカ珍味やマッシュルーム、消費者向けに流通しない規格外原料を使用した水産加工品などは、組合員から長く支持されています。2022年度は、規格外のバナナを使用した「コープ完熟バナナスムージー」を開発しました。今後は再利用が難しい原料や加工時に発生する「端材」食材、余剰在庫を使用した商品開発も進めていきます。詳細はWEBでご覧いただけます。端材を活用して開発した商品取り扱い品目数(コープ商品・留め型限定)一人ひとりの「てまえどり」のご協力が店舗の食品廃棄物を減らすてまえどりの取り組み実施店舗2022年10月にてまえどりポスターを掲示した店舗数(2022年度内閉店店舗含む)食品ロスを減らすために、店舗での消費期限、賞味期限切れの発生による食品廃棄物を削減することは大きな課題の一つです。そのための取り組みの一つとして、店舗利用の組合員に商品棚の手前にある、より消費期限・賞味期限の短い商品を積極的に利用していただく「てまえどり」を呼びかけています。オリジナルの「てまえどり」ポスター2022年度は「もっと親近感の持てるツールが欲しい」という組合員の声をきっかけに、組合員がデザインし選定したオリジナルキャラクター「てまえどり」を掲載したポスターを店内に掲示し食品ロス削減を呼びかけました。やってみたくなるアイデアがたくさん!~食品ロス削減アイデア募集~広報誌記事への組合員の感想コープデリのエコ活では、組合員一人ひとりが手軽に取り組める環境活動を推進しています。食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」。日本の食品ロスの量は年間522万トン(2020年度農林水産省推計)、一人あたり毎日約113gを捨てている計算です。また、食品ロスの47%は家庭から出されたものです。組合員とともに進める食品ロス削減の活動として、10月の食品ロス削減月間にコープデリのエコ活特設サイトで、組合員から手軽にできる食品ロス削減のアイデアを募集し、公開しました。●規格外農産物の取り扱い、残ったご飯を冷凍おにぎりにするなどの組合員のみんなからのアイデアが参考になり、毎日お茶わん1杯分の食べ物が捨てられている現実に、気が引き締まる思いでした。食べきれる量だけ買い、無駄にしない努力を続けていきたいと思いました。●レトルトや調味料はどうしても期限切れが出てしまうので、特に賞味期限が短いものから順に収納ケースに入れて管理するのはいい方法だと思いました。詳細はWEBでご覧いただけます。26