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コープみらい/SustainabilityReport2023海を汚さず、水を無駄にしない陸上養殖「おかそだちサーモン」おかそだちサーモン出荷量(成魚1尾3㎏で換算)世界的に水産資源の需要は高まっていますが、天然魚の過剰漁獲の問題や漁獲量の伸び悩みにより養殖、とりわけ場所にとらわれない陸上養殖が注目を集めています。「おかそだちサーモン」は、閉鎖循環式陸上養殖システム」で育ったサーモントラウトです。海を汚さず、人工海水を独自の生物ろ過システムで循環させて養殖する持続可能な水産資源です。海水からの魚病感染リスクがなく、抗生物質を使用せずに養殖できます。コープデリグループでは、2021年2月から店舗での取り扱いを開始し、23店舗(2023年3月20日現在)で販売しています。詳細はWEBでご覧いただけます。苗木寄贈レモン初販売重量苗木寄贈により、産地とともに持続可能な国産レモンの生産を目指して国産レモンは長年にわたり組合員の支持も高く、国内需要も増加傾向ですが、その一方で供給が不足しています。瀬戸内特有の温暖な気候でレモンの生産量日本一である広島県尾道市でも、頻発する台風、大雨、寒波などの天候不順により生産量が安定しません。そこでコープデリ連合会は、国産レモンの生産を次世代につなげるために、産地とともに増産を図るべく、2019年3月、広島県尾道市瀬戸田町にレモンの苗木1,408本を寄贈しました。寄贈した苗木から2022年度に収穫した12トンを店舗と宅配で初めて販売しました。詳細はWEBでご覧いただけます。見た目が良くなくてもおいしくいただいて生産者も組合員も笑顔に異常気象により果皮や外葉等に傷や変色がある天候被害果、形が悪い、大きさが規格外などの規格外農産物は、見た目は良くなくても味は変わりません。これらの農産物を捨てることなくちょっとだけお得な価格で販売することが生産者の助けになり、組合員も笑顔にすることができます。コープデリグループでは、「不揃い」ハネッコ」天候被害果」もったいないセット」「産地支援セット」の名称で販売しています。242022年度天候被害果・規格外農産物供給重量(実績点数から重量換算)