コープみらい サステナビリティレポート2023

コープみらいの社会的な取り組みをご案内します。


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持続可能な生産と消費のためにトキもすめる豊かな自然と米づくりの併存を目指して~佐渡トキ応援お米プロジェクト~野生のトキの数(2022年12月末現在)詳細はWEBでご覧いただけます。地球上の全ての生きものにとって重要な生物多様性は、人間の活動によって世界中で急速に失われています。新潟県佐渡市では、一度は絶滅したトキが野生復帰できるよう、農薬や化学肥料を減らすだけでなく、田んぼとその周囲に多様な生きものが生息できる環境を作り出す米づくりを進めています。それはとても手間や費用がかかる取り組みです。コープデリグループは、生物多様性を守る取り組みに共感し2010年に「佐渡トキ応援お米プロジェクト」をスタート。CO・OP産直新潟佐渡コシヒカリとその加工品の売り上げの一部を寄付し、さまざまな生きものと共生する農業を応援しています。もずくを通して伊い~美ちゅら島しま応援もずくプロジェクト~や平屋島の自然と海洋ごみ問題を知るへ伊平屋島の海岸清掃活動で1年間に集めた海洋ごみ詳細はWEBでご覧いただけます。透きとおった海とサンゴ礁に囲まれた沖縄県伊平屋島。島の白く輝く砂浜は貴重なウミガメの産卵地です。島の人々はもずくの養殖で経済や暮らしを保ち、自然豊かな島を守ってきました。ところが近年、砂浜に大量のごみが漂着するように。海岸清掃活動で集めたごみは沖縄本島まで運ばなくてはならず、その費用は島にとって大変な負担です。そこでコープデリグループは、2010年から「美ら島応援もずくプロジェクト」をスタート。伊平屋島産のもずくの売り上げの一部を島に寄付し、漂着ごみの運搬・処理など、自然環境保護活動に活用しています。飼料用米で育てた豚で日本の米づくりと畜産を元気に~お米育ち豚プロジェクト~お米育ちシリーズ※で1年間に使用した飼料用米の重量米は自給率の高い作物ですが、日本のひとり当たり米消費量は50年間で約半分に減り、耕作放棄地が増える一因となっています。田んぼは洪水や土砂崩れを防いだり、生きもののすみかになるなどの役割もあります。また、日本の飼料自給率は25%(2021年度農水省算出)と低い状況です。そこでコープデリグループは、2008年から「お米育ち豚プロジェクト」をスタート。飼料用米を配合した餌を豚に与え、おいしい豚肉を組合員にお届けすることで、日本の農業・畜産業を元気にする取り組みです。飼料用米の取り組みは、お米育ちシリーズとして鶏卵や鶏、牛へと広がっています。※お米育ちシリーズは、飼料用米を給餌して生産した、お米育ち豚、純和鶏お米育ち、お米育ち牛、稲穂のみのりたまご、赤玉玉子です。詳細はWEBでご覧いただけます。SDGs重点課題①23


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