コープデリグループ/サステナビリティレポート2024

コープデリグループの社会的な取り組みをご報告します。 コープデリ生活協同組合連合会


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私たち生産者団体は、少しでも高く売りたいわけですが、そのためには消費者の皆さんに対して、安くはないかもしれないけれど、価格ではない満足感がありますよ」と胸を張りたい。鮮度や味のほか、こだわりや作り手に対する信頼感なども満足感の形です。コープの組合員さん、職員さんは人と人のつながりを大事にしてくださる、生産物に込めたこだわりも理解してくださる。そのご理解が安きにばかり流れようとする価格の下支えになり、農家を支えてくださっている。生産者と浜のクリーンアップ作戦コープの組合員さんのつながりと信頼が強まることが、食料の安全保障の支えになり、「笑顔の明日」をつくっていくのではないか、心からそのように思います。生産者団体と消費者団体がお互いにハッピーであるためには、つながり」を強固にして、価格ではない満足感をつくり出す仕組みをつくっていかなければなりません。生産者と消費者のつながりは「FacetoFace」が基本です。WebではなウェブウェットくWetなつながりを取り戻し、産地との交流会や、需給が崩れやすい米や牛乳などの難しい品目に関する勉強会を今後も続けていきたいと思います。安田「未来の夢アンケート」の言葉に、大変勇気づけられました。今後は、消費者の要望に応えるだけでなく生産者側の立場も主張したプロダクトアウト的な発想も必要になってくると感じます。例えば、獲れる魚種が変わってきつつある中で、産地の事情をきちんと把握しながら、増えてきている魚種をどうやって食べてもらうかというような発想です。水揚げした魚を活用した魅力的な商品づくりにも、コープの皆さんと「ともに」知恵を出し合ってまた、コープの組合員さんに知っていただきたいことの1つに、数年前から取り組んでいる「浜のクリーンアップ作戦」があります。漁業者自らが海岸を清掃して浜のごみを回収していますが、漁業由来のごみはさほど多くなく、漂着ごみや生活ごみが多い状況です。生活の中のごみが海を汚し、水産物に悪影響を及ぼしている。こういった情報を発信して、環境問題に対する関心を高めていきたいと考えています。熊コープの組合員、職員は食材をどうすればおいしく食べられるかについて知恵を出すことが得意なので、商品開発に関して「ともに」できることがありそうですね。以前、北海道を訪れたとき、ぎょれんでは30年以上前から植樹活動もしているとうかがい、海を豊かにするためには森が豊かでないと」という言葉に感銘を受けました。遠大な視野で環境問題に取り組んでいらっしゃる。安田1987年からスタートしたプロジェクトです。熊そういった情報の共有もしていきたいですね。ビーチクリーン活動に関しては、コープでも始めています。海苔の産のり地の千葉県富津市で、メーカーさん、職員、組合員が自主的に行っています。全国一斉クリーンデー」を決めて、全国の漁業者団体の皆さんと「ともに」取り組むこともできるかもしれませ取り組んでいきたいですね。んね。今、日本の世帯で一番多いのは独身の単身世帯、次に多いのが高齢の単身世帯です。標準世帯の概念が変わってきていますから、商品開発もそれを踏まえて変えていかなければならない。コープデリグループ/SustainabilityReport202409


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