>> P.10
特集1「ともに」の力で、笑顔の明日を「ビジョン2035」策定、生産者団体との特別座談会あした鎌形組合員さんから参加費を募って太陽光パネルを設置熊組合員や職員の中にも体質的に牛乳が飲めない人はし、発電した電力を(株)地球クラブ※1に供給しています。参加いますが、そういう人たちが牛乳の栄養をとれるようになれたしてくださった組合員さんには、私たち生産者の野菜セットを5ら素晴らしいことです。A2ミルク」の学習会を実施するのも年または10年間お届けしています。いいかもしれませんね。井上私どもも今後10年のビジョンをつくろうとしています。これからを担う若い人にどのように活躍してもらうかがカギになると思っています。組合に参加している新規就農者や、親から継いで代替わりした若い生産者には、この地域の農業を何とかしてやろうという気概があります。地球に負担がかかるようなやり方の農業では、時代に合わないことをよく分かっている人たちです。肥料づくりに関しても、コープのお店で出た食品廃棄物を堆肥化したり、下水道局で適正に処理した沈殿物を再利用した堆肥の活用を開始しています。地域の人たちの生活と畑がつながり、大きな循環をつくる。春の露地栽培から始まり、この直売所の屋根に設置した太陽光パネル※1地球クラブ:生協の電力事業を担うために設立された、日本生協連の子会社。熊産地とのつながりが農産物だけでなく、くらしのさまざま夏からは私たちのすべての野菜にこの肥料が入ることになりなことにまで広がっている。産地と組合員の"「ともに」の力"が生ます。み出す、循環型で持続可能な素晴らしい取り組みだと思います。また、「ビジョン2035」の「笑顔の明日を」というフレーズを平野酪農家37軒の聞いて真っ先に思い浮かんだのが、コートジボワール共和国うち20代から50代前のことです。昨年、コープデリグループの「ハッピーミルクプロ半が32軒を占めるよジェクト」の支援国であるコートジボワールから生協のことやうになり、東京の酪農農業を学びに視察団が来られました。コートジボワールはアフの担い手として育ちつリカの中では比較的裕福な国ですが、いざ会って話を聞いたらつあります。ただ、酪農13人に1人の子どもが5歳の誕生日を迎えることなく亡くなっという事業は休みがない。そこで、酪農家に代わって作業を行てしまうそうです。次世代に笑顔が続く社会をつくっていこうう酪農ヘルパーの組合をつくっています。という時に、自分の周りだけ、日本だけが良ければいいというまた、飼料高騰への対策として、8年ぐらい前から国産飼料わけでなく、視野を広くもちたいと強く実感した出会いでした。を導入してきました。自分たちである程度飼料をまかなえるよう、デントコーンを種から栽培することも試みています。さらに、2019年から特色のある牛乳づくりを進めています。お腹にやさしいとされる牛乳「A2ミルク※2」です。組合では「A2ミルク」を出す牛がほとんどとなりましたので、組合員さんにぜひ飲んでいただきたいです。※2A2ミルク:牛の遺伝子の違いにより、牛乳に含まれるタンパク質のベータカゼインがすべてA2型の牛乳。10コープみらい/SustainabilityReport2024コートジボワールの視察団と